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【二桁億トレーダーを作った考え方⑨】仮想通貨市場に見た未来

「出来高トレード」という手法をご存知でしょうか?これは、FXのスキャルピングにおいて重要な概念です。
スキャルピング取引で勝つためには、相場がこちらに動くという予想がある程度正確でなければなりません。例えば、レイテンシー取引の場合、先行している業者と遅れている業者を比較し、遅れている業者に対して取引を行います。そして、先行業者の価格に追いついた時点で利益を確定させます。この一連の流れは、相場がどちらに動くかをある程度把握しているからこそ成り立つのです。

スキャルピングも同様に、レイテンシー取引ほどではないにせよ、相場の動きを予測し、その予測が正解であることが多くないと勝ち続けることは難しいです。FXから始めた多くのトレーダーは、チャートとレートを見ながらスキャルピングを行っていますが、実は本来のやり方とは異なります。チャートとレートだけでは、相場がどちらに動く可能性が高いのかという確信を持つことが難しいためです。

ここで注目するのが「出来高」です。出来高は、近い将来のレートに直接影響を与える要因となります。例えば、大きな買いの出来高が発生すると、短期的には価格が上昇すると予測できます。さらに、大きな買いの出来高が連続して発生すれば、上昇の可能性は一層高まります。取引の際には板情報を見ながら、出来高の流れが途中で止められないか(蓋をされないか)を確認しつつ進めることが、実は理にかなったスキャルピング取引の手法です。このため、通常のスキャルピングではレートやチャートを見ず、出来高と板情報に集中します。

また、仮想通貨市場には影響力の大きい取引所が存在します。代表的なものにバイナンスがありますが、バイナンスの出来高は仮想通貨のレートに大きな影響を与えます。その他にも主要な取引所があり、これらの出来高情報を基に、短期的なスキャルピングに適した時間軸でのレートの値動きを予測することが可能です。

一方、FXでは出来高や板情報を直接確認することはできず、主要取引所(市場)の動向を見ながらそれらに影響される場面で取引を行うことも難しいです。そのため、FXで安定した利益を得るためには、レイテンシー取引のような手法を取ることが基本となります。

仮想通貨市場のように、理にかなった手法で経験を積んでいくことは、ギャンブル的なトレードから脱却するために必要不可欠です。「そりゃそうなるよね」という納得感のある取引でしか、安定して利益を得ることはできません。そのため、そのような理にかなった手法だけを追い求める姿勢を学ぶことが重要です。

さらに、仮想通貨市場では公開APIを利用した取引が推奨されており、この環境には「凍結」のリスクがありません。これは非常に大切な要素です。FXでは、どれだけ必死に勝ち方を追求しても、突然凍結されて取引が停止され、強制退場させられるリスクがあります。しかし、仮想通貨の公開APIを利用した取引にはそのようなリスクがないため、勝ち方を追求し続けた先に成功の道が開かれています。

ここで、GMOコインを利用した今年のリアルトレードの結果をご紹介します。このトレードでは、公開APIを使い、出来高トレードのみをシステムで行いました。

  • 取引所: GMOコイン(公開API利用)

  • 取引ルール: 出来高トレードのみ

  • 取引通貨: ETH(イーサリアム)

  • ワンショット量: 0.5ETH固定

  • スタート証拠金: 約20万円

  • 期間2024年1月~10月8日現在まで

これは、1月1日から10月8日までのトレード履歴です。毎月の利益の推移などを確認したい場合は、YouTubeの動画をご覧ください。このデータはあくまで「出来高トレード」の期待値を検証したもので、ワンショット0.5ロットで固定しています。ロット調整の限界や、相場状況に応じたロット調整の効果については一切考慮していません。また、このトレードは、出来高が発生するたびにシステムが同じ条件で機械的に行ったものであり、板を確認することも、相場が活発かどうかで取引するかしないかの判断をすることもしていません。
完全に「ほったらかし」で行った取引履歴となります。

このように、できることをあえて行わず、単に出来高が発生した際に機械的にトレードを行っただけでも、収支は右肩上がりになっています。また、20万円の証拠金からスタートし、すでに7万円の利益を達成していることからも、出来高トレードが非常に有望な手法であることがご理解いただけると思います。

このトレードに使用したシステムは、「ちゃっち倶楽部」が提供する「GMOコインうなぎちゃん」というシステムです。この「うなぎちゃん」は、GMOコインだけでなく、ビットフライヤーをはじめとする他の取引所でも利用可能です。

「ちゃっち倶楽部」には、他にも「VAC」というシステムがあります。仮想通貨を取り扱う業者は無数に存在し、これからも増え続けると予想されます。これらすべてに対応するためには、取引を「クリックツール」に落とし込むことが必要です。クリックツールを使えば、自身でクリックして取引を行うのと変わらない感覚で、さまざまな状況に柔軟に対応できます。この機能を実現したのが「VAC」というシステムです。

VACの基盤となるロジックは、今回紹介した「出来高トレードロジックうなぎちゃん」をクリックツールに変えたもので、基本的には同じものです。しかし、VACは板情報を見ながら動かすことができたり、異なる裁量ルールや他のシステムと併用したりと、自由度が高いシステムです。

「ちゃっち倶楽部」は、レイテンシーシステム「FXflash」で知られていますが、実は、倶楽部に参加している多くの人たちが大きな利益を上げているのは、この「VAC」なのです。



仮想通貨市場はまだ発展途上にあり、不完全な部分が多いため、レイテンシートレードのような「裏技」が通用する隙間が多く存在します。
仮想通貨市場でトレーダーとして活動していれば、出来高トレードのような理にかなった手法を研究しつつ、裏技的なトレードで確実に勝てるチャンスがあるときには、それを逃さずに拾ってまわったりなども可能です。
個人トレーダーが成功するためのチャンスが仮想通貨市場には豊富にあります。

私も現在、仮想通貨市場にどっぷり浸かりながら、未来に期待を抱いて活動しています。



これからのFX個人トレーダーのリテラシー向上の手助けになればと、無料でノートを作成しています。
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