スクラップブック

スヌーピーミュージアムでノートを買って一年。
表紙が厚くて、PEANUTSに出てくる全キャラが描かれた表紙と裏表紙の素敵なノートを、何に使おうとずっとなやんでいた。

どこに貼るでもないプリクラを貼るために、昔懐かしいようなプリ帳のように使い始めたけど映画やもらったステッカー、パンフレットも残すことにした。

今日は友達と呪術廻戦の展示会にいって、映画を観た。
その半券を「そうだ、あれに貼ろう」とふと思い出して(ついつい忘れてしまうから)大切にカバンにしまっておいた。
展示会の物販では、ほとんど興味がなく、ぼーっと観て回っていたけど、ステッカーを一枚だけ買った。ノートに貼ろうと思って。

映画を観たら、特典で両面刷りのポストカードをもらった。これも貼れちゃうなと思って、ステッカーと一緒に包んでおく。

お酒を飲んで良い気持ちで荷解きをしながら、
「そうだそうだ、あれをしなければ」とノートを取り出して、とっておいたポストカードやステッカー、半券を大切に机に揃える。
糊をつけて、1ページごと2つほどを貼り付けていく。
ケチケチせずに贅沢にその1ページを使っていくのは、わたしの楽しかった余韻で埋め尽くされるから。

そのとき、ふと切なさを感じた。
「死ぬための準備をしてるみたい」
その言葉が頭に浮かんだ。
思い出を形に残してることが、生きた証を残しているように感じたみたい。

いつでも死んで良い
わたしはその気持ちがずっと消えない。
だからこそ足跡みたいに残そうとしてるような気がした。
今日それを感じたの。
わたしはずっと死にたい気持ちを抱えてる人間なんだ、と思ったら切なくなった。
なんて幸せなんだろう、この1ページが、この時間が、この一瞬が。
このノートが埋まるまで死にたくない。
少しの抵抗が出てきて、戸惑いも出てくる。

もっと自分を、わたしの時間を愛したい。
せっかく、可愛いワンピースも買ったんだし。

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