雑な理解度・到達度測定法

各種資格試験を経て感じた、理解度の測定法。かなり雑。
あわせて、各試験に必要な理解度の程度(=到達度)。かなり主観的。

以下の正誤判定問題を例にとって、問題を解いたときの感覚と共に説明する:
例:特許異議の申立てについての審理において、訂正の請求がなされ、当該訂正を認めて特許を維持する旨の決定がなされたときは、当該訂正後における明細書、特許請求の範囲又は図面により特許出願、出願公開、特許をすべき旨の査定又は審決及び特許権の設定の登録がされたものとみなす。(令和3年度弁理士短答式試験:特実8(ホ)+編集)

レベル1

問題を読んでも、何を問われているのかわからない。そもそも問題文の意味が分からない。

こんな感じ:
「訂正の請求」ってなんだ?? 「特許を維持」?? 「査定又は審決」?? 

レベル2

問題を読み、問われていることはわかる。が、解答についてはさっぱり思いつかない。

こんな感じ:
「みなす」…みなされるのかな。どうだったかな。うーん、さっぱりわからん。

レベル3

問題を読み、問われていることはわかる。またどこかで覚えたことは覚えているが、思い出せない。

こんな感じ:
「みなす」…。あー、これみなす場合とみなさない場合があって、えーっと訂正があった場合となかった場合だっけな…どっちがどっちだったっけな。この前勉強したのに思い出せん。

レベル4

問題を読み、問われていることはわかる。また答えもわかる。が、一応答えが分かるというレベルで、もしかすると来月には忘れているかもという不安が残る。

こんな感じ:
あー、維持決定だから、訂正後のになるんだった…と思う。マル。

レベル5

問題を読み、問われていることはわかる。また答えもわかる。なぜそのような答えになるのかを理由付きで説明できる。

こんな感じ:
ええと、訂正請求認容の維持決定。ということは、訂正後の内容…「明細書、特許請求の範囲又は図面」これもOK。で、維持決定でみなし効果…維持だから審取できないし、これもOK。じゃマルだ。

レベル6

問題を読み、問われていることはわかる。また答えもわかる。なぜそのような答えになるのかを理由付きで説明できるし、作問者がどことどこの違いを問いたいのか(あるいは何と似せた引っ掛け問題なのか)が読み取れる。

こんな感じ:
(レベル5の「こんな感じ」にプラスして)…ちょ、待てよ、みなされるのは決定の時じゃなくて謄本の送達やん、危ない危ない。んんん?しかし維持決定は不服申し立てできないから、決定されたらそれが覆ることはないか。じゃマルかな。

上記を踏まえて

上記を踏まえて、経験に基づいて独断と偏見で並べた資格別難易度分類。というか、私が受けた(受かった)時のレベル感。(個人の感想です)

・レベル1が残っていても受かる
→宅建、電工二種、中小企業診断士1次

・レベル2が残っていても受かる
→行政書士

・ほぼレベル4以上。レベル3が少し…くらいでないと受からない
→弁理士

・ほぼレベル5以上。レベル4が少し…くらいでないと受からない
→司法書士

・異世界もの
→中小企業診断士2次

終わりに

最後まで読んでいただき感謝。

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