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香煙でひらく安寧の日々


現代は平安時代を生きた人々の一生で得る情報量をなんと、一日で得ているとも言われています。

そんな日常の荒波に呑まれ自分を見失う人、目の前の現実を捌ききるのに精一杯な人も多いのではないでしょうか。

アニミズム-自然信仰-

古代の人々は草や土とも会話ができていたといいます。風の声を聞き、鳥の声を聞き海を渡っていました

繰り返される大自然の営みの中で山川草木、全てのものに神性(心)を感じ取り畏敬の念を抱き感謝する。

皆、当然のようにこういった感覚を持ち合わせ、
その人知を超えた力を借りる為に祭祀なども行い、自然を崇拝し共に生きた。

21世紀の今、改めてそのような価値観を思い返し考えてみるのも良いのではないでしょうか。

香は古来から【聞く】と表現します。

香を焚き、香煙が漂うその時間だけは忙しい日常から離れ、心の声に耳を傾けてみる。

目に見えるものが全てではない世界が確かにそこにはあり、
その存在に気づき、耳を傾けて「聞く」ことで現代を生きる我々が忘れてしまっていた様々な気づきが得られるのではないでしょうか。

自分を俯瞰し、見ることのできるもうひとつの時のながれの中で自分を労い、心の安寧を得る。


香煙でひらいたその先のビジョンが現代を生き抜き、自らの使命を全うする人々の糧になると信じています。


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