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【uzumaki】設立に至る背景①

そもそもはオタク趣味から

私は元々マンガやアニメ、SFが大好きな少年でした。幼少時はドラえもんから始まり、ドラゴンボール、うる星やつら、北斗の拳。庵野秀明監督のふしぎの海のナディア、トップをねらえ!、もちろんエヴァも。銀河英雄伝説を読んで、歴史って面白い・・そんなことも思っていた若者でした。いわゆるオタクです。

そんな人が就職して役所に入りました。お堅い職場ではありましたが、ITを担当している省庁ということもあってか、意外に皆さんアニメやマンガ好き。ガンダムを熱く語る人、攻殻機動隊に惚れぬいている人。彼らのコンテンツを語る時の活き活きとした表情は、普段のポーカーフェースとは真逆で、とても印象的でした。

日本のコンテンツは大きな影響をたくさんの人に与え、Cool Japanなどと政府からも喧伝され、日本の一大産業にもなっている。オタクとして若干の世の偏見(?)も受けていた身としては、喜ばしい限り・・・

のはずなのですが・・・

実態は●ラック

どうもアニメーションの制作会社や、マンガ家さんの状況を聞いていると、あまり華やかな話が聞こえてきません。ごく一部の超売れっ子のマンガ家さんは別として、その他の業界からはどちらかと言えば、ブラックな仕事ぶりなどが漏れ聞こえてきます。経済産業省なども政策支援を長いことやってきていますが、なかなか状況は改善しない様子です。

「アニメーション制作者実態調査報告書2019」より。
生活の不安、精神・身体的疲労、経済的困窮といった項目が並ぶ

日本のコンテンツの品質の高さは、ある種現場のブラック労働(やりがい搾取)に支えられた、経済的に本来成立しえない領域で支えられている、というのが実態だと思います。

この状態を何とかしたい、クリエイターの方々が報われる環境を何とかして作れないか・・・そういった思いは、IT行政に携わりながらも、役所時代にずっと持ち続けていました。

(次の記事に続く)

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