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315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE~BRAINPOWER!!~ 現地レポと感想など

2023/7/9、神奈川県民ホールにて行われたDRAMATIC STARSとS.E.Mの合同ライブに参戦してきました。

始まるまでのあれこれや、始まってみての感想、その他色々などを取りとめなく書いていきます。

最初から最後まで個人の感想です!!!!
また、私は人間がやってる方のSideMライブがめちゃくちゃに好きな人間なのと、3DCGについて一歩引いた意見が出て来ます。
よろしくお願いします。


SideM初の3DCGライブ

F@NTASTIC COMBINATION LIVE(以下ファンコン)はキャスト(声優)が登場しない、3DCGのアイドルのみがステージに立つライブです。
最初の告知を見た時はどんな形になるかまったく分かっていませんでした。

他のアイマスではどうか

765ASのMRライブは今から遡ること5年前、2018年の記事が見つかります。

MR専用劇場で、ダンサーとの共演や客席との対話もあり、どうやらバックヤードにモーションキャプチャーの設備があり、そこで「動きをつける人」と「声を付ける人(もちろん声優さん)」がいてリアルタイムでステージを作っていたようです。

また、ミリオンでもつい先日3DCGのライブがあったようで、その記事もありました。

こちらはモーションキャプチャーによるリアルタイムな作りではないようですが、画面も豪華でめちゃくちゃ楽しそう。

つまり、他のアイマスコンテンツでは3DCGを使ったライブというのはすでに実績とノウハウが有ると予想できます(ライブチームがブランドの垣根を超えてどこまで情報共有してるかわかりませんが)。

さてSideMのはどっちだ

ライブの告知があってから、「3DCGアイドルによるステージ」「声優の登壇はない」ことは分かってたけれど、それが「声優はそもそも会場にいない」のか「バックステージで声はあてるけどステージには出てこない」のかは分かってなかったです。この「分かってなかった」は「私が分かってなかった」ので他のPは分かってたかもしれませんが。

その後の公式からの情報で「あ、これ完全に出来上がってる映像を上映するタイプだな」とは察したものの、最後まで「もしかしたらワンチャンキャストがいてリアルタイムで喋るかも」とうっすら思ってました。まあ期待するだけは自由なので……。
1日だけ、1公演だけなのもその期待を後押ししたかもしれません。
出来上がってる映像を流すだけなら1日3公演とかすればいいのにと思ってたんですよね(そもそものキャパが狭かったので余計に)。

そして3DCGがお出しされた

ライブが近づき、公式Twitterからライブのカウントダウン動画が出ました。

私は山下次郎Pなのですが、初めて見た時の衝撃(悪い方の意味)はかなりのものでした。

  肩がゴツすぎない?
    色白すぎる
      もっと手がでかくていいんじゃない?
   衣装の照りがすごい
 胴体がツルっとしてるのにその胸筋?の段差はなんなんだ
          照明が強すぎる
    腕の太さの割に腹が薄くてペラい
      モーションが甘い

賛否で言えば「否」寄りですね。その後公開された3DMVの出来が良いことも拍車をかけて、「もっと頑張れるのに予算とか人間が足りてなくてがっかりクオリティになってるんじゃないか」「そもそも公式がこのクオリティで納得してるならSideMはこの程度でいいだろと思われてるんじゃないか」という思いもありました。

が。見てるとだんだん慣れてくる。
舞台メイクを普通の照明で見るとやり過ぎに見えるように、この3DCGもライブで、ステージで演出付きで動かして見た時に最高になるように調整されている(それをTwitterで見るからちぐはぐになる)のかもしれないし。
そう思ってると逆に楽しみになってきました。

歌(とボイス)が最高なのは確約されてるので、後の心配は座席と近くの客のマナーぐらいになりました。
(今回、SS席狙いだったけどSS席は落選してしまいS席になったんですが、どこの席になるかは当日、入場時に発券されるシステムだったので本当に前の方かガッツリ後ろか、中央ブロックなのか壁際なのか全然わかりませんでした)

いざ現地へ

このブロックはライブの話全然してないのでライブの話が読みたい方は飛ばしてください。

一旦リングライトの話をします

以下全部愚痴です!!!!!
リングライトで担当を自引き出来ずにトレードを探すなどしていたらライブ当日になりました。
アソビストアくんさぁ……リングライトをランダムにするのやめてくれないかな??
皆様、アンケートの回答がまだでしたら是非「リングライトをトレーディングにするな」と書いてくださると助かる命があります。私は現地物販で上限まで追加したけどやっぱり担当自引き出来ずに終わりました。
今まで個別に買えていたものをトレーディング化するのは悪い文明なんですよ……おまけになんかこれまで☆型とか凝った形だったのがシンプルな円形になってたり、なんか小さかったりして""コスト削減""の文字がちらつく……その上製造工程の問題なのか、初期傷がついてる個体がやたら多い。
点灯不良はなかったのでそこは大丈夫でした。

次のファンコン(4ユニット合同)でもランダムだった場合、さすがに2ユニットずつに分けるとは思うんですがもし4ユニット全部ごちゃまぜ11種類ランダム販売だったらかなり地獄ですわね。

現地到着

いつも一緒にライブに行くBeitPの友人が「今回はドラセムPに座席を譲りたいから」と来ていないので、ソロ参加です。

当日の天気はくもり。13時すぎ頃に雨がぱらつくこともありました。
とにかく湿気がすごくて、当日物販で買い物した後は早々に近くのカフェに避難しました。風も弱くて外を歩いていると暑い。

物販のために早めに来ていたので、開場の18時までは時間があります。
会場は中華街のすぐそばだったので足を伸ばして食べ歩きの店をいくつか回ってみました。胡椒餅を食べてちょっとだけベスゲ気分になりました。美味しかったです。
SideMの痛バを持ってる人もちらほら見かけて、勝手にほっこりしていました。
私にもっと事前リサーチする気力があれば中華街でおいしい食べ放題とか食べてたんでしょうが、あいにくと行き当たりばったり出たとこ勝負で行動する癖があるので、食べ歩き商品をいくつか食べるにとどまりました。
横浜中華街を歩くのは多分10年ぶりくらいだったんですが、あれだけたくさんいた甘栗を売りつけてくる兄ちゃんがすっかり駆逐されててしみじみしたりしていました。

遠征の時はあんまり観光しない(体力温存のためと、スケジュールがカツカツのことが多い)のでこの中華街が唯一の観光ポイントです。
暑いので会場に戻り、下のロビーのソファに座って開場を待ちます。

開場

SS席とA席、S席では入場する場所が違っておりちょっと手間取りましたが無事に入場待機列に並びました。
今回、感染予防措置でスタッフ全員がマスクをしていましたが、観客に対してはマスクは自己判断、入場時の体温測定と手指消毒もなし(神奈川県民ホールの入り口にはアルコールが常設してありました)。

本人確認どころか荷物チェックすらなく、チケット画面を見せたらQRコードをスタッフが読み取って座席番号が書かれた紙と入場特典を受け取ります。
S席なので前の方ではないだろうな、とは思ってましたが、座ってみればステージ全体がよく見えるいい席でした。
端っこ寄りだけど完全に端でもなくて、席番を見て思ったよりステージが近く見えます。

開演が近づいてくると、流れているBGMにコールが入りだす。
声援が解禁になってからも何度かライブ(やイベント)はあったけれど、開演前のBGMにガチコールが入るライブは初めて(だったと思う)。
会場の熱気が高まっていく中、一瞬ドラセムメンバーがディスプレイに映ってどよめくくだりなどがあり(あれは演出だったのかオペミスだったのか)、ムンナイでイマジナリーライブに悲鳴があがったりしているうちに開演が迫ります。

そしてライブの幕が上がる

※緞帳はなかったので比喩表現です

SideMではなく315プロのライブ

いつもなら賢が出てきてやってくれる開演前の諸注意が、ドラセム6人による影ナレで流れました。

このライブは315プロダクションによるものであり、アイドルマスターSideMのライブではない。
客席にいるのは”観客”であって”プロデューサー”ではない。
そういうメッセージが伝わってきます。
結局最後まで”アイドルマスター”や”SideM”、”プロデューサー”といったワードは(歌詞以外)出てきませんでした。賢も社長も出てこない。
あくまで、DRAMATIC STARSとS.E.Mのライブです、という体(てい)。

ライブ全体の流れやセットの様子、客席のスケール感はメディアの記事を見ると分かりやすいです。

ステージの手前に大きなモニターがあって、ここにアイドルが映ります。
その上部に歌詞や映像が出る細長いモニターがあって、これらの周囲に照明やトラスが設置されていて、さらにステージ左右にいつものようにモニターがある、という構成です。

ところでライブ前注意事項で輝が「現地も配信も撮影録音禁止! 思い出は心のなかに保存してくれよな」みたいなことを言ってましたが、今回は配信のスクショ撮影&SNSへのアップロードはむしろ推奨されてたので、この運用が決まる前にボイス収録したのかな……? 現地で撮影録音するのNGなのは当然なので、次回以降はこの辺も修正されるとは思います。

3DCGライブに実在性はあるか

こればっかりは「見る人による」としか言えないんですが、私は担当を2次元の存在だと思っていて、それが3次元に中途半端に出てきてしまったように思えました。2.5次元でもなく、2.3? それとも2.7次元くらいですかね。

これにはいくつか理由があります。
そもそもアイドルが表示されるモニターが平面なので、頑張ってはいるけれど3次元には見えなかったことがひとつ。
モニターに表示されているということは、実際には奥行きがないので客席中央の人も、壁際の人も、見えるものは(多少の差はあれど)同じになります。
奥行きのなさは、振り付けで「前方(こちら側)に手を伸ばす」という動きで顕著になり、ステージを斜めに見る席だったこともあり余計に実感しました(実際のリアルキャストだったら斜めの席からは角度の付いた振り付けに見えるはず)。

また、映像が全て事前収録であり、客席とのインタラクティブな反応がなかったことも一員です。一応、コーレスはあったけれどそれは「絶対に間違いようのないコーレス」であって、「医食同」「げーん!」みたいな「どう転ぶか分からない」いかにもライブ感のあるものではありませんでした。
つまり、このライブをすごく冷めた目で見ると「照明とスモークがついてて画面がデカくて音響がいい、ライブ映像上映会(MCもあるよ)」になります。
もちろんその世界に入り込んでしまえば満足出来るでしょうが、スンッ……と冷めればその限りではありません。

SideMのライブに行った時、その全てで、アイドルと私の間にはいつもキャスト(声優さん)がいました。
つまり、実在の人間越しに表現されたアイドル、というものに慣れていたので、突然直面した「モニターに映された映像としての担当」に実在性を感じにくかったのだと思います。
アイドルは2次元の存在で、キャストは3次元。キャストがステージ上で歌うことで、踊ることで、無理なく3次元から2次元のアイドルを観測することが出来ていました。

慣れたら実在性をビシビシ感じられるようになるかもしれませんし、運営側が新しい表現でより実在性を高めてくるかもしれません。
今後に期待です。

いやそもそも「担当アイドルに実在していてほしいか(実在性が必要か)」と言われると、虚構の存在で全然構わないんですけど……。

セトリ振り返り

M01.Beyond The Dream

全体曲で強制的にテンションが上がる。楽しい。
Red!で視線を独り占めする輝、落ち着きのあるBlue、とにかくかわいいYellow。いつもは目が足りないところだけど今日は6人だけなので全員見える。
客席の全員がいきなりトップスピードでコールやってて否応なしにボルテージが上がっていった。

M02.STARLIGHT CELEBRATE!

スタセレ!
明るくて楽しい曲。SLの曲は安心するし「実家だな」と思う反面、今日は新し目の曲は新曲だけなのかな……? と思った。これは1曲めから思ってたことですがキャストの身体能力に引っ張られない、アイドルそれぞれのDa.値が反映されてて大変良かったです。

M03.∞ Possibilities

ダンスの振付がよく見える。キャストの能力に依存しないダンスは、元々の振付の意図が明確で「ああ、こういうタイミングでこういう形(ポーズ)をつくりたかったんだな」と感じられてとても良かった。
1stライブのS.E.M衣装のことを「世界一かっこいいアルミホイル」と言ったりしますが、ファンコンの3Dモデルはのっぺりしていてアルミホイル感もなく、なんというか銀スプレーで塗装したフィギュアのようでした。かっこいいかというと「まだ伸びしろがあるだろ」と思うのでこれからどんどん伸びてっいていただきたい。
情熱のボーズは3人ギュッと集まって欲しかったりも。
とはいえ、レーザービームバリバリで空間が派手でS.E.M~~~~~!!!! って感じでとても満足感がありました。

M04.GOLD ~No.79~

久しぶりに浴びる担当のソロ、脳に効く。
セトリ予想で、発売前の2曲めのソロが来るかな~、来たらいいな~、と思ってたけど1曲めのほうが来た。
それにしてもソロブロックのトップバッターで担当が来ると一気に情緒が溢れますね。
振付の意図がやっぱりわかりやすくなっており、サイコロをふるところとかその後のツボを開けるところの振りなんかもわかりやすい。
というか中島ヨシキの顔の良さに邪魔されずに振付に集中できたということかもしれない。
上部モニターの映像が過去公演の使いまわしだったので「そこは新しく作ってくれなかったんだ」と思った。横長モニター向けに調整はされてるだろうけども。
フルで聞きたかったけどメドレー形式だったのでショートVer.だったのもちょっと残念でした。

M05.THIS IS IT!

まいたるのキュートさ、元気さ、そしてなんかえのきさんっぽさも垣間見えて最高。担当じゃない方が細かいこと気にせず楽しめるかもしれない。
明るくてポジティブで元気になれる。

M6.Learning Message

伊東さんが真顔でやるトンチキ振付はかっこよかったんだけど3DCGで再現されるとちょっとトンチキさの方が勝ってしまった。振付の再現度の高さが裏目に出たか。
とはいえ歌は最高。

M07.Study Equal Magic!

あ~~~~~~楽曲交換でよりによってタケノコを!!????
あんな真面目な前日譚フルボイス紙芝居で振付に悩んでたりしたの、全部S=Mのことだったの!!!????
という面白さでもう勝ったも同然。
がに股座りから手をパタパタさせて立つところで、翼だけ腕をまっすぐにして飛行機匂わせしてたのも可愛いし、Wを進行形にしてWingを翼に歌わせるのも勝ち確演出ですね。
オレンジとピンクのペンラで作る A は趣深い。

M08.約束はドリーミングフライト

今度はドラスタのソロのターン。
翼の甘くて明るくてとろけるような歌声に振付が合わさって多幸感に支配される。可愛い。

M09.Because

今更なんですけど、曲が終わる時に次のアイドルが出てきてちょっと一緒に踊ってくれるの最高でしたね。
何が言いたいかというと翼と薫が並んでソロ踊ってるの可愛かったです。
内田雄馬のBecauseは熱く燃える青い炎、という感じだけど薫のBecauseはもっと静かに燃えている感じ。この桜庭薫はメガネをむしって投げない。

M10.THE FIRST STAR

BecauseからのTHE FIRST STARのつなぎ、アツすぎるでしょう。
上のモニター、薫と輝が並んだ時の絵面が天体規模でスケールがでかすぎる。最高です。
もともと仲村宗悟もダンスが上手いけど、天道輝としてのダンスはこういう感じを意図してるんだな、というのが見えて楽しかった。

M11.DRAMATIC NONFICTION

ドラスタがS=Mを歌ったということはつまりこういうことですよね! というセトリ。
開催記念アクスタのポーズが伏線になっていたとはね。

前日譚のダンスレッスンシーンであれだけ「角度が合わないからもう一度」みたいなやり取りをしていたけれど、実際に3DCGでダンスを作る時に全員全く同じ角度にしてしまうとコピペ感が出てしまうのでキャラごとに沈み込みの深さや腕の角度に差をつける、というのをお出しされて「あのストーリーは何だったんだ……茶番?」とか考えてしまった。
アイドルがどれだけダンスの完成度を求めて完璧に仕上げたと思っても、3DCGを作る段階で完璧ではなくされてしまうんだな。
それと音源はどうやらCD準拠のようで、ライブ特有のアオリとか歌詞改変とかはないのも残念。せっかくのライブならライブにしかない歌を聞きたかった。
ドラノンは最後のジャンプの前に仲村宗悟が「飛ぶよーーーー!」って言ってくれるのが好きなので、それを期待してたけど肩透かしを勝手に食らっていました。
今後出てくるハイジョとかF-LAGSとかもふもふの歌もCD音源かと思うとちょっと残念です。

M12.Multiple Entertainment Show!

キャストが踊ってるのを見た時も「この振付難易度高すぎだろう」と思ってたものが3DCGでお出しされると本当にすごい。
ダンスもみてて楽しいしペンラの振り甲斐があるしコールも楽しい。
S.E.M曲のライブ映えすごい。
このあたりになるともう3Dモデルの出来がどうとかどうでもよくなって、たーのしーーーーになってました。

M13.Change to Chance

バチバチにかっこいいドラスタ。
キャストが踊るVer.も現地で見たからこそ、「実際にはこういう振付を踊らせたかったんだな」という純度の高い振付を見ることが出来た。
これは人間が踊るとクオリティが下がるという意味ではなく、キャストの解釈や身長、Da.値によって振付の見え方が違うのは当然という意味です。

M14.Dramatic Anthem

合同曲~~~!!
視聴ですでにめちゃかっこいいことが確定ガシャだったんですが現地で浴びるとなおさらかっこいいですね。
周年ライブでも見たい。早くCDくれ(予約しました)。
テンション上がるだけでなく大人のしっとりセクシーなところもあり、ドラセムのいいところ全部詰まってるよ!!!! という仕上がりです。

M15.DRIVE A LIVE

アンコール曲。
ここまでアイマスとかSideMとかまったく触れられずに来た状態で歌うドアラ、もちろん感動的で嬉しいんだけどうっすら「君たちどういう気持でSideMって歌詞を歌ってSideMポーズしてるの?」という気持ちが拭えなかった……。
ここまで衣装チェンジなかったけども、アンコールはやっぱりライブTシャツで出てきてほしかった。
アイドルたちがわちゃわちゃしてるのはとても可愛かったです。

まとめ

ファンコンの良かったところ

まず、なんといってもキャストの負担が段違いに少ない。これはとてもいいことです。
事前収録で全てを済ませるから当日のスケジュールを押さえなくていいし、ダンスレッスンも必要ない。歌も一回収録すればそれでいい。絶対にミスしないOKテイクを使える。
ユニット全員が揃わない、なんてこともない。今までライブでなかなか揃えられなかったユニットもちゃんと全員揃えられる。
ライブをやるとなったときにかかるコストを、キャスト側も運営側も大きくカットできる。
もちろんその分、3DCGを6人分、80分ぎっちり作らないといけないけれど一度作れば使いまわしが効きます(実際に一部演出の変更は伴うが再演が告知されている)。
最初は80分なんてすぐじゃん160分やってよ! と思ってましたが、動画制作が大変なんだろうな、と今では思ってます。

アイマスのライブで、アイドル本人ではない声優が歌っているのは解釈違いだという人や、プロデューサーじゃなくてファンとしてライブを見たい人、SideMのライブじゃなくて315プロのライブを浴びたい人にとってはいいと思う。
個人的には「たまにはこういうのもいいよね」と思うけど周年ライブの、生身の人間が生み出すものが好きなので3DCGライブがメインになったら「それは違う」となると思います。

上記でも書きましたが、振付の意図が純度高く伝わってくるのもいいところですね。
どうしても、アイドルとキャストは身長も手足の長さも違うし、身体能力もイコールではない。もちろん小松さんがバチバチのアクションを決めたりもしていますが、じゃあ49人全員がそうであるか、というと違うわけで。
逆にダンスが苦手な表現とか、そういう個性を演出側がつけやすくなっているとは思います。

ファンコンのもう一声なところ

衣装がな~~~~~!
お着替え、してほしかった。というか、せっかくの初めての3DCGライブなんだから専用の衣装を新しく作ってほしかったしその衣装でアクスタとか売ってくれたらめっちゃ欲しいじゃないですか。
いつものスターティングブライティー(初期衣装)もいいけどやっぱりお着替えして欲しい。
せめて、アンコールではライブTシャツになって欲しい。
冒頭でリンクしてる他マスのライブではお着替えしてるんですよ。315プロも頑張って!!!

アイドルが表示されるモニター、ずっと黒背景だったのもちょっと気になってます。
せっかく舞台セットが豪華なんだから、アイドルにも背景が欲しかったし、ピンスポットが当たってるみたいな演出も欲しかった。映像ならどんな予算かかりそうなセットもやり放題なんだし(作画、動画制作コストは無視するものとする)。
ステージの2階もあったら嬉しい。階段降りとかして欲しい。
まあこの辺は欲を言えばきりがないので、次回以降に期待ということで。

ライブのメインとなる3DCGですが、やっぱり双眼鏡でがっつり見ると気になるところはいくつかありました。
特に、腰に手を当ててるポーズの時が分かりやすいんですが、手が浮いてるんですよね。
多分リアル人体のようにくっつけてしまうとパーツが干渉して沈んでしまったりするのでちょっと浮かせてるんでしょうが、一度気づくと遠目でも気になってしまいました。
輝と次郎のヒゲも存在感が薄くて、アップで見ないと気づかないレベルだったのでこの辺ももうちょっと調整して欲しい。とはいえ、あんまり濃くしても不自然に見えてしまうのかもしれないので難しいのか? 3DCGのお作法はよくわからん。
S.E.Mはせっかく光線銃を装備してるんだから使ってほしかったけど、全くノータッチでしたね。∞で光線銃を突きつけ合う振付があった気がしたけどあれ最新版はやらなくなったんだっけ?

MCでのアイドルたちの言動があまりにゲーム中っぽさ(プロデューサーが見ているアイドルのよう)だったので、観客を意識して仕事中モードで会話をして欲しかった。けどこれは私がゲーム内でのライブ中のアイドルの発言に対して解像度が低いだけかもしれない。
CGの動きは、振付が決まってるライブと違い、MC中の動きはちょっと不自然に見えました。無意識の動きを意識的に再現しようとしてる、みたいな。あまりにも脚本通りの動きしかない、みたいな。

MCの内容も当たり障りがないというか、せっかくの横浜公演なのに横浜や会場についてなにも触れていない(山下公園に行ってみた山下次郎の話とか出てくるんじゃないか)(会場のすぐそこにメルセデスベンツYamashitaとかあったんだぞ)。
MCは11月の公演でも同じものになるということなので、無難な内容になるのは仕方ないとしてももう少しライブ感があったらいいな、と思いました。

色々と書きましたが、今回の横浜公演はプロトタイプみたいなものだと思ってます。ここで得た知見や観客からの意見を踏まえてどんどんアップデートされていくと思ってるので、11月が楽しみです。

終わりに

ファンコンライブはこれまでのライブと全くの別物を楽しむぞ! という意識さえあればとても楽しいライブでした。アイマス運営の方針からしても、今後この形式のライブはどんどん増えていくと思うので、どうなっていくか楽しみです。

これは全くの私情なんですが、2ndからずっとライブ現地参戦してて一度も拾えなかった銀テを今回拾うことが出来ました。しかも担当ユニットカラーのやつ。
これだけでもうハッピーエンドですよ。

以上、長々とお付き合いくださりありがとうございました!!!!!!!!

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