Leonardo.AIの新画面(Image Gen.2)と新機能(Character Reference)など
はじめに
体調不良で、Content Referenceや新エレメントのメモのアップが滞っていましたが、、、、5/24にLeonardo.AIを開くと、Leonardo.AIの最も基本的な機能とも言えるImage Generation(画像生成)のメニュー画面が、当日5月24日に改訂されてImage Generation2となっていました。ただし、現時点では、旧メニューも切り替えて使えるようにもなっています。旧メニューは、Legacy Modeという名前で、トップ画面上部右にスイッチがあります。
これらの説明は、5月25日にDiscordのアナウンスに掲載されています。
また、アプリ本体のWhat's New 2.0 にも記載があります。
ただ、例によって、極めて簡潔で、少しわかりにくいところもあるので、追加メモしておきます。
Image Gen.2は、例によって、機能が日々追加されているようです。また、後で記載しますが、トークンのカウントにバグも発生しているようです。
また、同時に、Image Guidanceの機能の追加としてCharactor Reference 機能が導入されました。
これにより、提供されたキャラクターリファレンス画像に似た画像を生成することができます。" クローズアップの顔のポートレートで最も効果的です" 、とのことです。いわゆるCharactor Consistency(キャラクターの一貫性)の課題に対応するものです。英語のX(ツイッター)上では、この機能が話題になっています。
ユーザーとしては、やっときたかという感じでしょうか。
ストーリー作成においては、必須の機能、ともいえます。
ということで、今回は、特にImage Generation2(Image Gen.2)の使い方について、ポイントをメモっておこうと思います。今回のメモは、5月30日時点での情報です。
Image Gen.2について
現時点では、Image Gen.2にはPrompt Gen.機能がない(これは私にとっては重大インシデント事項です)とか、Style Ref.が1つしか選べない、など機能的に旧画面のLegacy Modeに劣る点も目立ちます。
また、新たに設定されたGeneration ModeのFast/Quarityで必要なトークンがかなり違う、などバグ的状況でもあるようです。これに伴い、有料ユーザーには、一律に1000トークンが追加支給されています。
とはいえ、これらについては、近々に改善される、のではないかと、、期待しています。
まずは、現時点での各メニューなどをみてみたいと思います。
Image Gen2の基本構成
Image Gen.2の基本的な考え方は、大きく2点あります。
1. まず、プリセット(preset)を導入したことです。
2. 次に、エレメントとImage Guidanceの各機能の設定の仕方を変えたことです。
Preset(プリセット)
プリセットについて
プリセットは、現時点では、下記の9つがあります。今後、自前のプリセットも設定できるようになるとのことです。
各プリセットに、モデル、スタイル、フォトリアルの有無、の3つがあらかじめそれぞれに応じて設定されており、プリセットの名前に対応するような画像生成に対応します。
例えば、プリセットのAnimeの例を示します。
赤で囲んだ枠が、プリセットの中身です。
1. Modelは、下から2番目の枠で、Leonardo Anime XL。
2. Styleは、一番上の赤枠で、Anime General。
3. PhotoRealは、一番下で、オフとなっています。
同様にして、Cinematic Kinoの場合は、下記になります。
Modelは、下から2番目の枠で、Leonardo Kino XL
Styleは、一番上の赤枠で、Cinematic
PhotoRealは、一番下で、オンとなっています。
なお、この3つは、各々手動で、変更が可能です。
今後、プリセットも増える可能性もありますし、自分で設定したプリセットの保存もできるようになります。
留意点として、現時点でモデルは、プルダウンメニューから選択して変更可能ですが、XL系のみとなります。全部で8つです。
つまり、逆にいえば、Image Gen.2メニューでは、XL系以外のモデルは、選択できません。
v.1に比べ、v.2では、モデル数が大幅に減少しています。
ただし、各々のモデルに対応したStyleが、Kinoの場合は21、Premiumと分類されているConcept Artで8つあります。(モデル✖️Style)の組み合わせだけでも、組み合わせは相当あります。
これに、ImageGuidance(Control Net)やElements(LoRA)を組み合わせるとさらに画像生成用としては、膨大な組み合わせが可能です。
また、各種のUpscale機能によっても、結構画像は変わります。
ちょっと画像生成方法がごちゃごちゃしてきてるので、この辺で、まずは、基本のモデルを最新の高機能版に整理しておこう、と考えているのではないかとも思われます。
このプリセットは、新規ユーザーには、用途が明示されて、入りやすいかもしれません。
さらに要望としては、Elementsの組み合わせについてもプリセット機能が欲しいようにも思います。
最近のElementsは、複数をうまく組み合わせると、絵画の・・・風といった表現が可能で、結構気に入ってる組み合わせが、いくつか出てきているためです。
追加メニューが2つ
また、それらに加えて、2つのメニューが追加されています。
上記の2つの例で、黄色い四角の枠で示したのがそれです。
コントラスト(Low/Medium/High)と、Generation Mode(Fast/Quality)です。
Contrast
コントラストは新しいメニューで、27日から使えるようになりました。Low/Medium/High の3段階から選べます。
Generation Mode
Generation ModeのQualityは、メニューの説明によると、Alchemy V2がOnとのことです。また、Cinematic KinoとPortrait Perfect、Stock Photograpyの3つのプリセットでは、PhotoReal機能も自動的にOnとなりますが、これは、先ほどのPhotoReaメニューlで、独立してOn/Offも可能です。
なお、少なくとも現時点では、Qualityの使用には注意が必要です。枚数にもよるのですが、Fastに比べ3-4倍のトークンが消費されます。
ElementsとImage Guidance
エレメントと旧Image Guidanceの設定
最初、この設定方法がわからず少し探しました。多分クレームが多かったと思われ、25日には、説明が追加されてます。
What's Newの情報で、1.999となってます。現在も、トップに表示されています。
最優先表示ということのようです。
ちなみに、その前は、1.4.1.でした。さらに5/30に、2.0が追加され、Character Reference等の説明となっています。
ということで、今さらですが、
画面中央のプロンプトを入力する画面の左側にある赤丸で囲んだマークをクリックすると下記のように、Image GuidanceとElementsのメニューが出てきます。
このメニューは、それぞれ一部のみです。黄色の枠で囲んだ、ViewMoreをクリックするとそれぞれが拡大表示されます。
ImageGuidanceの例を示します。
Character Referenceの登場
このメニュー画面で選択されているCharacter Referenceが、今回の新しい機能です。この機能により、登場人物等のキャラクターの顔を固定させることができるようになりました。
これは、他のアプリでは、既にあったりする機能ですが、Leonardo.AIでは、初めてです。これまでは、Seed値の指定や学習などによって頑張ってそれらしくすることしかできませんでした。
それが、簡単に実行できるようになったようです。
ストーリー作りなどで期待される機能といえます。
この機能については、Xなどで、英語圏ユーザーによって様々な実施例が既にアップされています。
別途、いろいろ試してみたいと思います。
Style Referenceのマルチ化について
また、この設定画面では、Style Referenceが一つしか選べません。
旧画面では、最大4つ選ぶことができました。このマルチ化については、近々?追加されるとのことです。
Elements等の強度設定方法
なお、Elementsについては、旧画面とほぼ同様です。最大4つ選ぶことができます。
少しわかりにくいのは、選んだ後の、各々のStrength(強度)の設定方法です。
これは、Elementsの設定後に、画面上のプロンプト入力ゾーンの下方に表示される小さなアイコンをクリックするとできるようになります。
これは、Style ReferencなどのImageGuidanceの各機能も同様です。Elementsと並んで表示されるアイコンをクリックすると各強度等を設定できます。
単純に各設定状況の視認性という観点からは、v.1の方が使い勝手はいいように思います。
まとめ
新たに登場した画像生成用のUIであるImage Generation2の考え方と使い方について、メモしました。
プリセットが導入され、新たにLeonardo.AIを使い始めるユーザーには、細かな設定があらかじめ設定されているので、使いやすくなっているかもしれません。
今後、さらに各ユーザーが独自の設定(モデル、スタイル、PhotoReal)をプリセット画面に追加できるようになるようです。
できれば、Elementsについても、その組み合わせのプリセット機能を今後追加して欲しいと最近感じています。
また、プリセット機能の導入に伴いImage GuidanceとElementsの設定も変わりました。これについては、現時点では、V.1に劣る部分もあり、今後の機能追加や表示の追加に期待したいところです。
また、v.2では、Pronpt Generation機能が削除されています。この機能については、特に非英語圏のユーザーとしては、是非復活して欲しいと思います。
Character Referenceについては、別途色々と試してみたいと思います。
なお、トップ画像は、オリジナルのプテラノドン画像に、複数のStyle Referenceと、Content Referenceを組み合わせて作成しました。
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