好きとか嫌いとか最初に言い出したのは

先日発表された、とあるゲームの発売決定のニュース。
我らがときメモのリマスター版として
ときめきメモリアル~forever with you~ エモーショナル
が2025年発売予定だという。

ときメモ30周年ということで、何か大きなニュースがあるのではないかと期待していた。
4が出てから年数も経っているしそろそろ5が出るだろうか。
それとも初代が何か仕掛けてくるか────
私を含めたときメモファン達が様々な想像をしている中での公式発表。

なるほど、リマスター。
しかも新旧切り替え可能ときたもんだ。
最近はアニメもゲームも懐かしの作品を今の絵柄でリメイクというものが増えているが、当時の絵柄も今の絵柄もどちらも楽しめるなんて最高以外にどう表現すればいいのだろう。自分の語彙力の無さが悔やまれる。
しかも声優さんはそのままだというから、流石コナミさんわかっていらっしゃる。
そうなんだよ、脳内再生されるあの声でやりたいんだよ、オタクは。
その上名前も呼んでくれるんでしょ?
言うことないよ。

ときメモシリーズは全部嗜んできた。
あ、ごめん嘘。クイズとぱずるとか、その他派生はやってない。
メインのやつだけ。
ときメモ1~4までと、ときメモGS1~4の全部。
どれも何度も何度もプレイしてきたが、その中でも群を抜いてやり込んできたのは初代ときメモだろう。

出会いは私が小学生の頃だった。
「ときめきメモリアルが、スーファミになったのよ~」
そんなテレビCMがクラスでにわかに話題になった。
それに魅了された私も親に欲しいとねだった。
とんでもない小学生だ。
当時はまだ全年齢の恋愛ゲームはあまり普及しておらず、ゲームソフト売り場に行っても「同級生」あたりのポスターが貼ってある程度で、エロゲなのかギャルゲなのか判断が難しいものだった。
だけどまぁ、テレビCMもやっていたからか、うちの親は割とすんなり買ってくれたのだ。誕生日か何かのタイミングで。

手に入れてからはもう、放課後はときメモ三昧だった。
前述の通りクラスで話題になっていて持っている子は他にもいたから、友達の家でみんなでワイワイプレイすることもあれば、家で一人夢中になったりもした。
当然のように攻略本も買い、ゲームができない時間帯は本がボロボロになるまで読み込んだ。

本来の発売順とは前後するが、SFC版のときメモにどっぷり浸かった私はPS版も欲しくなり、そっちはお小遣いを貯めて購入した。
PS版は女の子達が喋ることに感動したものだ。
(SFC版だと容量の都合上、起動時くらいしか女の子の声を聞けなかった)

メインヒロインである藤崎詩織が大好きだった私は、雑誌やチラシの切り抜きを貼り付けたルーズリーフバインダーを小学校の授業のノートに使っていたし、初めてキャラクターグッズやキャラソンなるものを買ったのも詩織だ。
ジグソーパズルは完成させて部屋の一番目立つ場所に飾っていた。
電撃G’s文庫の小説も買い集めて読んだ。
デビューシングル「教えてMr.Sky」は、普段シングルCDを買わない私が複数のCDショップを探し回り購入したし、ファーストアルバム「My Sweet Valentine」もめちゃくちゃ聴き込んだ。

もうとにかく、ときメモに人生を大きく動かされたのだ。
私のオタク活動の諸々の起源はときメモ。
難易度の高さも含めて詩織が大好きで夢中になったが、鏡さんも物凄い好みだった。古式さんも愛くるしいし、なんやかんや好きな子がいっぱいでプレイのたびに心は揺さぶられた。

そんな初代ときメモ。
私の人生そのものとも呼べるゲームが、来年、リマスター……?
何よ、まだ予約させてくれないの?
追加情報は? もっと! モット! ときめき────

ときめきメモリアル~forever with you~ エモーショナル

プレイできる日を心待ちにしている。


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