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F4を今・・

今では当たり前のカメラのオートフォーカスだが・・・
 1985年発売されたミノルタのα7000
本格的オートフォーカス機で昭和の一眼レフカメラの性能競争で一歩先んでた大事件だった
ライバル各社、キャノンのTシリーズが追いかけ、ニコンもF3にプラスアルファーの形でオートフォーカス化を勧めていたのだがやっと1988年に”F4”が発売されたのだ。

 僕はちょうど”原宿ホコ天”で池田貴族率いるロックバンド”remote”を撮っていた
暑いアスファルトの路上でワイアレスマイクを握り
時にはスピーカーの上に飛び乗り歌い叫ぶ
彼を追いかけて撮るにはぜひ欲しい”F4”だった、
が、
当時、僕が使っていたニコンのレンズは皆マニュアルフォーカスのオールドレンズで
F4ボディに付けてオートフォーカスにはならないタイプだった(マニュアルフォーカスでは使える互換性が売りではあったのだが・・)

そして価格、一つ前のニコンF3でさえ17万円代、F4はついに20万円超えの
レンズ付き(標準50ミリでも)だと22万円・・とても手がでなかったのだ
その予算があれば一本でもフィルムを、少しでも高感度のフィルムを・・だった。

そのF4をついに手にしました。
その後のニコンF5、F6や先代のF2やFよりいろいろ不評なでトラブルも多いF4だが、
まぁまぁの程度の ”F4S”(MB--21)を手にすることができたのです
ニコン歴代のダイヤル中心の操作性は嬉しいし、なによりMB--21の
縦アングルで撮る時にピッタリの”右下のシャッターボタン”はあこがれでした。

 そしてとにかく重い!
180ミリや望遠をつけるともう楽勝1.5kg超え
手首の腱鞘炎予防のダンベル代わり?
ニコンメインのF機で初めてファインダーのロゴが斜体の「Nikon」
なんかとても懐かしく新鮮でたまりません
普段から”連写”なんてしませんが連続のシャッター音の小気味よさ!
酒が進みます・・

多分ほとんどフィルム入れて使うことはないでしょうが
”動態保存”として自分のニコンコレクションの仲間入りとなるでしょう

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