オールドニコン ミーハー話
よく子供の頃の記憶で一番深く残るのは嗅覚や触覚と言われる
そんな幼い頃のではないが小学生や中学の頃
父のニコンFフォトミックを持たせてもらった
その重量感と左手で握る50㍉レンズの太さ
それが自分の”カメラ原器”の気がする
嗅覚というと父がもらってきた何かのレンズの木箱
その内張りに貼ってある赤いビロードのすこし湿気っぽい匂いだ
日本光学大井工場の第二材料課に勤務していた父は
何かの試作品のかけらやら部品を子供のおもちゃとして
少し持ち帰っていた(本来は企業秘密的にはNG