見出し画像

限界旅行のすゝめ ~宿泊の常識を打破せよ!~

日帰りの場合を除いて、旅にどうしても必要なのが宿。
世間一般では、計画段階でキッチリ宿を予約してチェックイン後はゆっくりと過ごすのが主流なようですが、宿泊においても効率を追求するが限界旅行流。
普通に泊まるんじゃもったいない!宿泊面でも旅の限界度を上げていきましょう!


ホテルの上手な(?)泊まり方

お得な宿泊プラン

旅の計画の記事でも触れましたが、旅程によっては宿を当日に予約することも選択肢に入ってきます。
当日予約のメリットは、その日の思い付きで旅程を柔軟に変更できることと、宿泊費を安く上げやすいこと。
当日割引で値下げされている可能性が高い上、近隣エリアの中で安い宿を選んで泊まれるので、激安価格で泊まれることもしばしば。

その他にも
・部屋タイプお任せプラン
・ワケあり部屋プラン
・レイトチェックイン・アーリーチェックアウトプラン
等は通常よりも安く宿泊できるので活用していきたいところです。
ちなみに筆者は浜松駅徒歩5分圏内のホテルで部屋タイプをお任せプラン(3,900円)にしたところ、一人でトリプルルームに通されたことがあります。お得!

宿泊場所選びにもひと工夫

宿泊場所は必ずしも目的地近くである必要はありません。
目的地までの交通アクセスが良ければ、少し離れた場所に泊まってもトータルの金額が抑えられる場合があります。
極端な例ですが、埼玉県の川越なんかはお高めの宿が多いので、大宮に泊まってから移動した方が交通費を合わせても安上がりです。
都心からアクセスの良い観光地の場合、都心部の方が安い宿が多い傾向があるので探してみましょう。

何?移動に時間が掛かる?
早起きして出発すりゃ良いんです!

ホテルがない!でも慌てない

当日予約だとたまにあるのが、宿泊予定エリアの宿が空いてない!というパターン。
しかしまだ慌てるのは早い!
ホテル以外でも宿泊に使える場所を当たってみましょう。

ネットカフェ・漫画喫茶

限界旅行民のオアシス。

ネット環境完備・ドリンク飲み放題・フードメニューあり・シャワーありと設備は至れり尽くせりで、基本的にホテルよりも低価格。
夜遅くに到着して翌日早朝から行動する場合など、宿に滞在する時間が短すぎてホテルに泊まるのはもったいない!というときにも有力な選択肢になるでしょう。
ブース席だと防犯面が心許ないのに加え、大抵の場合大音量のいびきが聞こえてくるので、できれば鍵付き個室を確保したいところです。
最近は鍵付き個室オンリーだったり、ランドリーまで備えている店舗もあったりで、実質的に簡易宿泊所ですね。

なお、東京都では条例により利用時毎に本人確認書類が必要になるので、本人確認書類を携帯しておきましょう。

また、快活クラブの場合はスマホのアプリからリアルタイムの空室状況が確認できるので、インストールしておくと便利です。

ラブホテル

飛び込みでの宿泊と、何かに特化した宿泊施設。
短時間利用だと安く済むのも限界旅行向きですね。
立地も街中から地方都市の郊外ロードサイドまで満遍なく分布してるので、死角が少ないのもポイント。
ベッドはダブルサイズ以上で広々、アメニティも充実傾向。
VODなんかもあったりするし、観光シーズンでも料金は変わらないし…
書いてて思ったけど、時季によってはビジネスホテルよりコスパが良いのでは…?
なお同行者が居る場合、何らかの間違いが起きても筆者は責任を負いませんので悪しからずご了承ください。

個室ビデオ店

ネットカフェとほぼ同様の形で利用可能。
業態が業態なので、ネットカフェと比べると少々入りにくいもかも。どうせ旅先で知り合いなんか居ないし、気にする必要もないと思うけど。
基本が個室なので、プライバシーの保護という点ではネットカフェに勝るか。

スーパー銭湯・健康ランド・サウナ

基本的には風呂に入る所ですが、中には24時間営業で仮眠OKの施設も存在します。カプセルホテルを兼ねて宿泊施設として営業しているケースも。
ただし宿泊NGの施設で寝るのはやめましょう。

カラオケ

基本的には歌を歌う所ですが、座席がソファなので身体を伸ばして仮眠ぐらいは何とかなります。
フードやドリンクもあるので、飲食にも困りません。
近くの部屋で大騒ぎされると眠れなくなりますが、まあ場所が場所なので…
あと部屋に鍵が掛からないので、防犯面は要注意です。
いっそのこと寝ずに一人で朝まで歌って、翌日の移動中に寝るという手段もアリです。もはや「宿泊」になってない気もしますが。

車中泊

車移動だと普通に選択肢に入ってきます。
自分の車なら、寝具さえ積んでおけば結構快適に過ごせるはず。
公共交通機関での旅の場合には、どうしても宿がないときにレンタカーを借りて車中泊という荒業があります。割と最終手段ですが。
言うまでもありませんが、アイドリングが禁止されていたり、車中泊が禁止されている場所もあるので、その辺のルールはちゃんと守りましょう。下手すると警察沙汰です。

それから降雪がある場合は、マフラーが雪で埋もれないように適宜除雪するか、それができないのならエンジンを切ること。
エンジンが掛かったままの状態でマフラーが雪に埋まると、排気ガスが車内に逆流してきて一酸化炭素中毒で死にます。

STB(駅寝)

鉄道の無人駅に寝袋などを持ち込んで寝る行為。
不法侵入にあたるおそれがあり、警察のお世話になる可能性もあるので、筆者は推奨しません。
場所によっては熊の餌になってしまう可能性もあるし…

そもそもそれは宿泊ではない

野宿

寝袋やテントを持ち運べばどこでも寝られます。
ただし場所によっては警察のお世話になる可能性があるので注意。
バイク乗りの中には、テントと寝袋を持ち運びながら旅をするキャンプツーリングを愛好する一派も居るとか。

夜行移動

夜行列車やバス、フェリーに乗ってしまえばそもそも宿泊要らず。
何より、睡眠時間を移動時間に充てられるのは効率が良い!
「今夜の宿が来た」というキャプションと一緒にTwitterに夜行フェリーの写真をアップし始めたら、あなたも立派な限界旅行者の仲間入りです。


限界旅行においては旅程がカツカツになりがちなので、「ホテルに宿泊するのがもったいない」という理由でネットカフェ等への宿泊が多くなりがちです。
しかしこればかりでは体力の回復が難しいのも事実。
長期間の旅行になる場合には、全ての宿泊を代替手段で賄うのではなく、自分の体力と相談しつつ、余裕をもってホテル等に宿泊する日を作っておくことをおススメします。

もちろん自らの限界に挑むというのも一つの楽しみ方。
当noteは限界を極めんとする旅人たちを応援しています。

さて、次回はある意味限界旅行の醍醐味でもある旅程崩壊と、そのリカバリーにスポットを当てたいと思います。
無茶苦茶な旅程が無茶苦茶になり、無茶苦茶なリカバリーが行われる様をお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?