140字小説『煙草』

なんでだ! おかしい!
浮気がバレた!
証拠隠滅、隠蔽工作は完璧だったはずなのに、どうして!?
強気な女スパイが詰め寄る。
「不自然なのよ、その香り」
どうやら、このフローラルなミストシャワーが全部を台無しにしてくれたらしい。
「はぁ……まったく! だから喫煙者って大嫌いなの!」

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