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春になったら 1話 感想 ネタバレあり

何気なく番組表をみて気になったドラマ

録画予約をして父がリビングにいる時に1人で見始めた。

奈緒さんと木梨さんが2人同時に言いたいことを言うシーンがクスッと笑えた、けど、2人とも言ってることが笑えない。

奈緒(娘)「売れてない芸人と結婚する」

木梨(父)「3ヶ月後に死ぬ」

どっちも笑えないけど後者は全然笑えない

お母さんが交通事故で亡くなり2人でずっと歩んできて、1/1豪華なおせち料理を父が購入するシーンからこのドラマは始まった。

父の恐らく生涯最後のおせち、京都の3万円もするおせち。

このシーンだけでジーンときた。

まだ娘は父の死ぬと言ったことを冗談と思い、自身の結婚を指標に物事をみている、図っている。

父にどこの病院で診断されたかを問う娘。

父からは具体的に病院名と医師名を言われ、気になるなら聞いてこいと。

娘は医師に話を聞きに行きセカンドオピニオンをした医師へも話を聞く。

そして娘はようやく父の死を信じた。

診断されたのは膵臓癌。ステージ4の末期。
肝臓や骨盤までも転移がしている。

父は腰の痛みで形成外科に行き、内科へ案内され診断された。毎年健康診断をしていたのに去年だけは行かずだった。

行っていたら・・・と皆思ったんじゃないかな。

去年だけ行けてなかったことを「仕方ない仕方ない」と明るく強く言う父に心打たれた。

娘は助産院で働き、担当の患者がお産をする場面で父との思い出を蘇る。昔クレープを買う時、卒業式で父と写真を撮る時。

私はそこで涙を流した。

リビングで父といる時に。

私の父も62歳で木梨さん演じる父と同じ歳。父の家系は早く亡くなってしまうから、父もそうなってしまうんじゃないのかなと考えてしまった。

おさんのシーンは生と死は隣同士であり、尊いものだと思った。

父は治療をしないことを決めている。
友人が治療をしたけど治らなかった、治療をしてベットにいる生活は嫌だからと。

なんか理由がわかる気がした。
生きたいように最後を生きるのが良いと私も思った。

でもやっぱり娘は家族でもあり、2.3%治る人がいるなら治療を受けて欲しい気持ちがあった。

そして父は売れない芸人かずまるくんの舞台を観に行く。

かずまるくんは東大中退、バツイチ子持ち。

かずまるくんと父は舞台で言い合いになる。
お客さんと娘、かずまるくんの子の前で。

結婚式の予定は3月25日。春。

父は生きているのか、治療を選択したのか。

娘の結婚式に参列しているのか。



このドラマを最期まで見届けていきたい。


後、福山雅治さんが主題歌も最高でドラマをみた日からリピートで聞いている。


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