夢の続きを #001(追記在り)
18歳、夏前。
親父に話が在るんだ、と。
「音楽で飯を食っていきたい」
「..................」
「それならば 出て行け」
「解った、出て行くよ」
----------------------------追記 2021/01/03 7:45
あれから33年。
その時の親父の顔、未だに忘れていない。
淋しそうな、でも、心配しているような。
彼も18歳で三宅島から調理師目指し出てきたそうだ。
何時でも帰れる
何時でも話せる
そうじゃなかった。
全然話さないまま、父英雄は逝ってしまった。
享年57歳。
早い、というか、
宿業と言うにはちょっと残酷じゃないか?
未だに僕は 夢の中で怒られ、
目覚めると 泣いていたりする。
そして怒られてるのに
ああ、やっぱり生きてたんだ!!と
歓喜のほうがデカい。
やっぱ俺、駄目だった?
貴方ならどうしますか?
なぁ、怒られる、って凄いことだぞ。
今居る、居てくれる周りの人達、大事にしなきゃ。ね。
もうすぐ父が逝った年齢に近づく。
57歳を越えるのが僕の目標でもあったりする。
あの頃から想いは何も変わらず
息子は51歳で まだ 歌を歌っています。
一個でも貴方に響いた曲は在ったのでしょうか?
ぼくは まだまだ、
夢の続きを
追ってみようと思います。