UXD OTCローンチのお知らせ
UXD Protocolは本日、新たなプロダクトとなる「UXD OTC」をローンチしたことを発表します。
UXD OTCとは
UXD OTCは、SOL<->USDC間のDEX(分散型取引所)機能です。
UXD Protocolの発行・償還機能は、SOL <-> UXD間のDEXと見なすことができ、SaberのUSDC/UXDプールと接続することで、、ユーザーはこの接続ルートを通じてSOLからUSDCへ、またはその逆方向のスワップが可能となり、状況に応じてより良い交換レートで取引することが可能です。
UXD OTCの仕組み
UXD Protocolの発行・償還機能をSOL <-> UXD間のDEXと見なす方法について解説するため、例を挙げてみます。
UXDの発行
ユーザーは、SOLを預け入れ、その時の市場価格に相当するUXDを受け取ります。例えば、1SOLの価格が30USDの場合、ユーザーは1SOLを預けるごとに30UXDを受け取ります。
UXDの償還
ユーザーは、UXDを償還し、その時の市場価格と同額のSOLを受け取ります。例えば、1SOLの価格が30USDの場合、ユーザーは30UXDを償還して1SOLを受け取ります。
上記の例から、UXDを発行することはSOLを市場価格で売ることと同じであり、UXDを償還することはSOLを市場価格で買うことと同じであることが分かります。
このような仕組みで、UXD Protocolの発行と償還の機能はSOL <-> UXDのスワップと見なすことができます。
UXD OTCのメリット
市況が良好な場合、UXD OTCのメリットは他の市場よりも良い価格及び高い流動性で取引できることになります。しかし、このメリットを享受するための条件もあります。
そのヒントは、UXDが参照する市場価格にあります。UXD Protocolはその特性上、現物市場ではなく無期限先物市場(現在はMango MarketsのPERP=無期限先物)の価格を参照してUXDの発行と償還を行います。
つまり、無期限先物市場の価格が現物市場より良ければ、UXD OTCが提示する価格も良くなり、流動性が現物市場より高ければ、UXD OTCの流動性も高くなります。
では、無期限先物市場は価格と流動性の面で現物市場と比較してどうなっているでしょうか。多くの取引所では、現物市場よりも無期限先物市場の方が流動性が高いので、流動性の優位性が生じています。
先物価格は現物価格よりも高いか低いかどちらかになりますが、この現物市場と無期限先物市場の価格差は、誰もが知っているファンディングレート(FR)で表現されます。具体的には、無期限先物価格>現物価格のときFRはプラス、無期限先物価格<現物価格のときFRはマイナスとなります。
UXD OTCではこれとは逆に、FRがプラスのとき取引価格は高く(売りが有利)、マイナスのときはUXD OTCでの価格は低く(買いが有利)なります。
結論
以上のことから、UXD OTCではFRがプラスのときはSOLがUSDCにスワップされ、FRがマイナスのときはUSDCがSOLにスワップされることになります。つまり、FRがプラスのときは売りポジションを積み上げてFRを下げる方向に取引が行われ、逆にFRがマイナスのときは無期限先物市場での売りポジションを解消してFRを上げる取引が行われます。
こうした特徴から、UXD OTCはFRのスタビライザー、あるいは無期限先物市場と現物市場の間の裁定取引とみなすことができると考えています。
UXD OTCはこちらから利用できます!
ここまでお読みいただきありがとうございました。以下のリンク先のサイトでは、UXD Protocolに関するより詳細な情報を掲載しております。
公式ウェブサイト:http://uxd.fi/
Twitterアカウント:https://twitter.com/UXDProtocol_JPN
Discordサーバー:https://discord.com/invite/BHfpYmjsBM
<注意喚起>この記事は情報提供を目的としており、いかなる行動を推奨するものでもありません。何らかの投資判断を行う際には十分な調査を行ったり、財務アドバイザーに相談したりした上で行動するようにしてください。また、記事の正確性には万全を期していますが、内容に何らかの瑕疵があった場合の責任を負うものではありません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?