CXO Night #4「見えない魅力の引き出し方」イベントレポート第1部
CXO Night#4「見えない魅力の引き出し方」に参加してきました。
前編は「コスメアプリLIPSの誕生からリニューアルまで」というテーマ。
後編は「見えない魅力の引き出し方」というテーマで、ユーザーインサイトの見つけ方についてディスカッションが行われました。
コスメアプリ 「LIPS」 の誕生からリニューアルまで
質問 コスメ口コミサービスは競合が大きい中、コンセプトメイクの思想は?
「LIPS」はコスメのコミュニティサービスで、リリース以降100万DLされています。質問の一つ目は、コンセプトメイクの背景や思想に関する事でした。
コスメをTwitterやインスタで調べる事が増え、ファッションのソーシャルアプリをコスメ領域でやったら面白いのではないか?と考え始めたとのことでした。
競合はWebユーザーが多く、アプリだったら空いており、スマホ領域で勝負できると思ったそうです。
リリース当初のユーザー数は1日10~20。その後、マーケティング戦略で有料モニターとして使っていただき、その後もモニターの方が使い続けてくれ、成長の兆しを実感として掴んだそうです。
質問 デザイナーを内製ではなく、なぜ外部パートナーと作ったのか?
リニューアル考え始めた時期で、タカヤさんの名前が出ており、かつ社内のリソースも足りていない状況でした。タカヤさんが登壇されていたイベントで名刺交換が最初のコンタクトのきっかけだったそうです。
質問 CIデザインしたときに重要視したことは?
LIPSはファンがいて、熱量が高いので、なるべく、抵抗反応を生まないデザインを心がけたとのことでした。リブランディングの場合、ユーザーの幅を広げつつも、以前のファンにも共感されるデザインを心がける必要があり、本当に難しいと思います。
「何か変える」時には飛ばしたい、という思いが出てしまいますが、あくまで意識するのは事業の目的という部分が印象的でした。
質問 愛されるサービスに成長させるための工夫。やらないことは?
・データを見て改善する(オレオレ的に進めない)
・再現性を持たせる
定量データと定性データのどちらも見ることに加え、きちんと「事実」計測する事の重要性についてお話しされていました。
自分の中では、ユーザーファーストは、「自分がいて欲しいと考えるユーザー」ではないといった言葉をよく覚えています。
会場からの質問 広報戦略の理由は?
SNS広告はコストパフォーマンスが悪かったそうです。新しいマーケの方法を考えたところ、ユーチューバーにアプリを紹介してもらう戦略に至ったとのこと。当時は価格もそんなに高くなく、タイミングの良さも重なったとのことでした。
前半ではアプリリニューアルにおける、背景や過程のプロセスを伺えました。自分も現在新サービスに取り組んでいますが、カオス感はどこでも否めないものなんですね笑
勉強させていただきました!
第2部のレポートに続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました! いただいたサポートは今後のnoteに活かすために使いたいと思います。 他のクリエイターさんへの支援や、書籍の購入に使い優しい世界を広めて行きたいです。