脚本家の挫折がマーケティングに役立ちました
昔、脚本家を目指していた時期があります。
紆余曲折経て、マーケターになりましたが当時経験したことが意外に役立っている部分もあります。
今回は、マーケターと脚本家の意外な共通点について書きたいと思います。
ペルソナ策定とキャラクター作り
マーケターの方なら一度は聞いた事があるであろうペルソナ。想像する顧客の事を指します。どこまでの粒度で作るか、もしくは作らないか会社によって分かれると思いますが、はじめて作る場合は、なかなか苦労するケースが多いのではないしょうか。
機能する「ペルソナ」を作るためには「実際にいそうな」血肉が通ったキャラクターにする必要があります。
自分の場合は脚本を勉強していた経験から「キャラクター作り」に抵抗がありませんでした。むしろ「誰のために?」指標が明確になるので自分の中でのスッキリ感がありました。
カスタマージャーニーとプロット
ペルソナ同様概念自体は有名なカスタマージャーニーですが、こちらは顧客の感情・行動導線を指します。工程としてはペルソナの次に作るケースが多いようです。
顧客導線の設計はプロットの経験が役立ちました。
プロットとは脚本になる前の「あらすじ」を指します。
キャラクターがどのように動き、どんな感情になり物語は収束するのか、の設計を脚本家は行います。プロットはストーリーの概要であるあらすじの設計になるので、その勉強が役立った気がします。
全体を俯瞰して主観と客観を行き来する仕事
共通しているのは、主観と客観を行き来する視点を持つことではないでしょうか。
どちらかに偏るわけではなく、他者の気持ちも丁寧に想像しながら客観的な視点でゴールへ向けて何が必要か考えていく。
その部分は非常に似通っており、仕事に役立ったと思っています。
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