論理と熱量がやっぱり大事。 #デジマ下剋上 に参加して来ました
昨日、下記のイベントに参加して来ました。
35歳以下を対象にしたデジタルマーケティングのイベントです。最近は若干離れ気味の業務をしていますが、情報のキャッチアップのため参加を決めました。
セッション1:ブリーフィング再考~論理とパッション~
広告主、代理店サイド異なるそれぞれの立場から語られるブリーフィングをテーマとしたトークセッションでした。
まずはそもそもの「イケてるブリーフィング」の定義から。ポイントは具体的で、かつ明確である事。曖昧であると、各自の共通認識が取れないため迷路にハマりやすいのかもしれません。
いいブリーフィングはプロジェクトに成果をもたらします。意思決定のスピードが上がり、方向性を明確にしてくれます。ダメなブリーフィングは曖昧である事。極論言えば、Mtgで擬音語が多発するのはアウト(笑)
全員が何も動き出せないブリーフィングは意味がないのではないでしょうか。
ブリーフィングがmeceで整理されており、具体的かつ明確なのは必要ですが「論理だけ」で人が動かないのもまた事実なようです。キーになるのは熱量。
もちろん、熱量だけでもダメですが「論理とパッション」のバランスは重要だそうです。
トークセッションのラストで廣澤さんがおっしゃっていた事が非常に心に残っています。
これからは問題解決ではなく問題を作る、設定する能力が求められるそうです。分かりやすい「課題」はすでに解決されている事が多いからではないでしょうか。
そのためにも自分が世界をどう見るのか?意識的になる必要があると思っています。
セッション2:数字だけで広告を考えて大丈夫?~血の通ったプランニングが必要~
こちらのセッションが開催されたのは、数字しか追ってないことで不幸になってる事があるのでは?と課題感があったとのこと。
デジタルは数値が可視化される事が最大のメリットですが、数字しか見なくなる傾向も出てきてしまいます。
ユーザーを動かすのが本来の目的のはず。
自分もデジタルマーケティング系の業務を担当していた頃は、数値が全てに見えてしまっていました。KPIしか見ていなかった、というか。そこに課題感を持ったので、UXを学び始めた部分もあります。
人間は何を感じるのか?コンテキストによって全く変わってしまうはずです。
プランニングをエクセルの表で決めてはいけないとの言葉が出ていました。
そこで出てきたキーワードが「浸透圧」です。
タッチポイントの数、滞在時間でもなく、「どのぐらい伝わったか?」を測る概念です。ここはU35が頑張らなくてはいけないポイントかもしれない、と登壇者の方が深く頷いていました。
浸透圧をどのように理解し、使うのか。
今後、インターネットが全てスマホに繋がった時に何をするのか?
コミュニケーションをどのように作るのか?
届けたい相手を想像し、数字だけではない血の通ったプランニングが求められている、とは登壇者の方の言葉です。
セッション3:自分の仕事を拡張させる~衝動を信じて、仕事をつくる~
最後はコピーライターでありプロデューサーの阿部さんのセッションでした。清々しく誠実な人柄伝わってくるセッションで、阿部さんの空気に自然と引き込まれる素敵な内容でした。
トークセッションの冒頭に映し出された言葉です。イントロからがっつり掴まれます。20代中盤の頃の阿部さんも何かをやりたいにも関わらず、忙しい日々を過ごしておりモヤモヤしていた時があったそうです。
人生を変えるのは「人、本、旅」であると思い、まずは本を読みまくったとのこと。そこで気づいたのは多くのビジネス書に書かれている共通点でした。動け、考えろ、続けろ。結局はコレに尽きる、と。
周りからではなく、自分は何をしたいのか?
待っていても、はじまらない
リアクションではなく、アクションを起こす
自分に問いかけ、気になった相手に企画書を送るようになります。その行為によって実現したキャンペーンも複数あり、行動する事で自由を獲得したのです。
今までは順番待ちのような印象を抱いていましたが、一歩はみ出すことで違う景色が見えるようになりました。
人生は、伏線。回収出来ると面白くなってくる。
勝手に運命を感じること
どんどん行動していく中でも、提案をする時に気を付けている事もあります。
想像力と実行力と覚悟が重要になって来るのではないでしょうか。
今後、資本主義から関係主義に変化していく中で、信頼関係が大事になってきます。
企画は幸福に向かう意思
最後に素敵な言葉を残して下さいました。熱量と愛情がある内容で素敵でした。
デジタルマーケティングのイベントなので、数値関係の定量指標、デジタル時代の変化、具体ノウハウなどが主な内容になるかと思いきや、「熱量」に関するワードが多かったように感じます。
仕事はつまるところ「論理と熱量」のバランスが重要ですし、そこはテクノロジーが進化しても変わらないのではないでしょうか。
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