【読書】ユーザーインタビューをはじめようを読みました
※はてなブログから転載、一部修正しています。最近ユーザーインタビューを行うケースが多く、振り返りの意味も込めて書きました。
こんにちは。
ここ最近、Webに関する情報収集が増えました。
1年ぐらい前はSEOやコンテンツマーケティングの仕事をメインで担当していましたが、現在はMAに変わっています。
様々な業務を担当させてもらっていますが、全ての仕事やサービスは「ユーザー中心」である事には変わらないと思っています。
とはいえ、ユーザーのニーズをどのように知るのか、課題として直面しているので、今回はこちらの本を読みました。
ちなみに、こちらの本は「取材して、原稿を書く」タイプのインタビューとは異なります。デザインやサービス改善のためのインタビュー手法について書かれています。
ユーザーインタビューをはじめよう ―UXリサーチのための、「聞くこと」入門
作者: スティーブ・ポーチガル,安藤貴子
出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
発売日: 2017/06/23
https://goo.gl/A38MmZ
自分の世界観を理解して、他人を受け入れる
具体的な質問スキルより、根本となる姿勢として他人を受け入れる受容力が必要だと感じました。
頭で分かっていてもどうしても「自分はこう思うから相手も同じ」とどうしても、思ってしまうんですよね。
すると、自分と相手に「距離」が出来てしまい、その「距離」は場の空気に漂ってしまいます。すると、相手は「本音」を喋ってくれなくなり、薄っぺらいインタビューになってしまいます。
プロトタイプや「モノ」を持ち込み、発言を促す
テクニックの内の一つですが、仮説やアイディアを実際の「モノ」にして持参し、反応を見る手法もあるそうです。
実際に目の前に「形」として存在しているほうが、イメージしやすいですしフィードバックも容易です。
コンセプトの実物の例として、ストーリーボード、モックアップ、ワイヤーフレームが挙げられていました。
Webの場合にはなりますが、現在はプロトタイピングツールも増えていますし、勝つ王出来るかもしれません。
まとめ
サブタイトルにはUXリサーチのための「聞くこと」入門とありますが、人の話を「聞く」難しさを感じた本でした。
一見誰にでも出来そうな物事ほど奥深く難しい印象があります。
発言している事実からいかに本質を見抜くか、よりよりサービス改善に活かしていきたいと思います。
追記(2018/2/18)
この記事を書いたのが2017年の10月で半年ぐらい前ですが、現在は実際にユーザーインタビューを実施する機会をもらっています。
実際にやってみて思うのは、理論と実践どちらも重要ということ。
当然ですが、本だけ読んで「ユーザーインタビュー」が出来るようにはなりません。
インサイトを全く発見出来ないときや、耐えきれない沈黙などなど。失敗する中でこの本を読み返すと、より学びが深まります。
質問事項の設計の難しさや、相手がリラックスして話せる空気を作る配慮なども、アウトプットにダイレクトに影響します。
インタビューの事前にこの本を読んで、質問設計を含めた準備を行い、実施。その後、振り返りの意味も込めて読み直し、改善に繋げると上達が早くなるのではないでしょうか。
あと、そもそもユーザーインタビューに関する書籍が少ないので、他に何か参考になりそうな本があったら知りたいですね。。
ご存知の方いらっしゃったら教えていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました! いただいたサポートは今後のnoteに活かすために使いたいと思います。 他のクリエイターさんへの支援や、書籍の購入に使い優しい世界を広めて行きたいです。