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【SAOAL/Steam】僕はいま、オンラインゲームを遊んでいる! たのしいなあ……

無題

放置してご飯食べたりしてたので実プレイ時間は10hくらいだと思います。

(タイトルの元ネタは水槽に浮かんでいる脳が公園を散歩していると認識している例の画像です)

こんにちは。Vtuberの蒼白みらく(@UW_Miracle)です。
今回はSAOのゲーム最新作、「ソードアート・オンライン アリシゼーション・リコリス」をプレイしました。

個人的には結構楽しんでいたのですが、Steamで賛否両論なのが悲しかったので、面白かったポイントと、残念ながら快適ではなかった部分について紹介しようと思います。

作品情報および筆者PCスペック

作品名:ソードアート・オンライン アリシゼーション・リコリス

CPU:AMD Ryzen7 2700X
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2070
メモリ:32GB
ゲームはSSDにインストールしました。
余談ですが筆者はSAOは原作ライトノベルのみ全部読んでおり、アニメは見ておりません。
過去作のゲームは「ソードアート・オンライン フェイタル・バレット」のみプレイしています。

面白かったポイント

MMO”っぽい”システム

あんまりうまく言えないんですが、「これオンラインゲームだ!」と錯覚させるようなシステムが随所にあります。正直に言えばこのそれっぽさだけでかなり楽しんでいます。

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↑だってこれ見たことある奴じゃん。やったことあるって。

マップの作りやクエスト受注システム、スキル連携……そのいずれもが、「なんかオンラインゲームでやったことあるなコレ」という雰囲気を感じさせます。
信じてくれ、俺はこのゲームをプレイしたことがある……!!! ってなります。マジで。

逆に言うとオンゲ特有の不自由さもそのままなんですが……これは後述します。
一度でもなにかのMMOやMOをプレイしたことがあれば、それっぽさでとっつきやすいのではないでしょうか。

快適な戦闘システム

比較的酷評されているのを見る戦闘システムですが、自分は結構楽しかったです。
通常攻撃→通常攻撃派生→ホリゾンタル・スクエア→バーチカル・スクエア……と連打しているだけといえばそうなんですけど、ヒットストップやエフェクトがあまり退屈さを感じさせません。

あとは回避が異様に強力で、だいたいの動作をキャンセルして出せる上に無敵時間が長く、回避に成功するとシステムログの「キリトがジャストアクションに成功しました」という表示と共に必殺技ゲージがガッと増えます。
ゲーム上の正しい動作をしたときのインタラクションに快適さがあると楽しいです。

また、必殺技ゲージや相手のダウンを絡めたコンボは通常攻撃でちまちま削るのが馬鹿らしくなるほどのダメージが出て、数字が急に大きくなるのもかなり楽しいです。
現状(Lv20くらい)だと通常攻撃はだいたい600ダメージ前後ですが、攻撃スキルを上手く絡めるとワンコンボで10万近いダメージが出ます。
「正しい戦略」や「正しいコンボ」が提供するダメージ量は「うまくできた!」という快感を得るのに十分だと思います。

非戦闘時の回復が早いのも嬉しいところで、スキルに消費するSP・HP共に「ボス戦前まで温存しなきゃ……」と言ったことはありません。
好みが分かれるところかとは思いますが、個人的には雑魚戦でもガンガンソードスキルを使っていけるのは楽しかったです。

アニメ調のきれいなグラフィック

比較的酷評されているのを見るグラフィックですが、実際に見るとまあまあ綺麗です。
もちろんリアル調のグラフィックで見ればもっときれいな表現はいくらでもありますが、いわゆる「日本のアニメっぽいグラフィック」としては高品質なんじゃないかと思います。

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↑シノンさん。アニメ的なグラフィックとしては十分綺麗じゃないかなあ

なんだかんだアニメっぽいグラフィックは安心するというか、見慣れた落ち着きがあります。
ダクソ3とかも綺麗といえば綺麗でしたけど……(グロがトラウマ)

微妙ポイント

序盤のストーリーが不親切

原作読了済みだと退屈な程度には細かくシーンが書かれますが、原作未読だと(おそらくはアニメを見ていても)置いてけぼりになる程度には大事なシーンがダイジェストになっていたりします。

筆者が声優さんの声を聞きたい! とかそういうタイプではないので正直に言うと原作準拠のところはボタン連打していました。
この作品からSAOに触れるのはあまりおすすめできないです。

オリジナルシナリオについては触り始めたばかりなのでなんとも言えないです。結構面白そうな予感はあります。

不親切なシステム周り

少し具体的なゲーム部分に踏み込んで説明します。

ゲージ類の説明がありませんでした。例えば、「ソードスキルを使用するとSPを消費するぞ」ということは教えてもらえますが、SPがどのゲージなのかは教えてくれません。

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↑キリトくんのHP表示の横の紫色の3個のブロックがSPゲージ。予想がつかないではないけども……

また、片手剣スキル「ホリゾンタル・スクエア」はボタン連打で派生するので適当にボタン叩いても大丈夫ですが、同じ片手剣スキル「バーチカル・スクエア」は剣が光ったタイミングで丁寧に押さないと(タイミングより前に押したりすると)派生に失敗します。
これもどこにも説明がないです。というか派生手段についての説明もないです。(派生タイミングでスキルのボタンを再入力で出ます)

その他諸々「説明されない」「説明はあるが不完全」な仕様がたくさんあり、手探りでのプレイを強要されます。
発売後時間が経つにつれ非公式の攻略情報などで補完されていく部分ではありますが、できればこの手の要素はゲーム内で説明して欲しいところではあります。
逆にこの辺を手探りで遊んでも楽しいタイプならそこまで問題にはならないです。筆者はわりと楽しめる方なので(一生バーチカル・スクエアが出せなくてキレたりはしましたけど)そこまでストレスではなかったことを付記しておきます。

また、「ああ、MMOだとそうだよね……w」という部分が結構不親切なままだったりします。
例えばミニマップで受注可能なサブクエストのアイコンを見た時に、「クリア済みなので報告が出来る」「未クリアなため報告ができない」「未受注」の区別がつかないとか。
微妙な不親切さもまたMMOらしさの味付けの一つではありますが、そうは言ってももうちょっと親切でもよかったのでは……? という部分があることは否定できません。

ローディングが長い

大半の人がここをネックに思って買ってないまであると思っています。
上記のPC構成+Easy Anti Cheatを切る+ちょっと画質を落とす+垂直同期を切るなどしていますが、一番重たいマップ(いわゆる拠点ポジションのマップ)への読み込みはやっぱり1分近くかかります。
(垂直同期を切るとなぜか早くなるらしいです。早くはなりました。切っても切らなくても画面の見え方は差を感じなかったので切っておくのがいいと思います)

状況によっては拠点マップ→インスタンスマップ→拠点マップと反復横跳びすることもあり、毎回ローディングが長いのは正直に言えばそこそこストレスです。
他の部分ではストレスに感じるほどではありませんでしたが、やはり若干の「待たされている感」は出てしまうので、スマホ片手に攻略情報を漁りながらやるのがいいと思います。

総評

万人受けしない神ゲー、という印象を受けました。以下の要素に当てはまる人はたぶんずっとやってられると思います。

・SAO原作履修済みで
・十分なスペックのPCを持っていて
・何かしらのMOにめちゃくちゃハマったことがあって
・アクションゲームが嫌いじゃない

加点方式だと個人的には1000000000000000点くらいありますが、減点方式だと50点くらいに落ち着いちゃうゲームだなという感じです。

ただ、MMO"っぽさ"を手軽に味わえるのは中々興味深い体験です。
引退しちゃったあの頃の懐かしさ、感じてみませんか?

画像引用元

ソードアート・オンライン アリシゼーション・リコリス 公式サイト
https://al.sao-game.jp/
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.