ドル円 長期見通し ’19 5/26 下落注意


現在の月足の状況

月足は雲の上抜けに失敗。

2017年以降、高値はフィボナッチの0.236水準を上抜けられずに推移している。
下は0.382水準を一時的に割りつつも割れずに維持できている。

このまま月足雲を下抜けするかどうかまでは分からないが、週足の流れからしてももう一度0.382水準を確かめに行く可能性は十分高いと考えておくのが妥当なところ。

2015年高値からの下落は高値切り下げ、安値切り上げのトライアングルになっている。
2016年末の一時的な高値を除外すれば、0.236水準を水平ラインとしたアセンディングトライアングルと捉える事もできる。

超長期的には上昇相場が継続される可能性が見出だせるパターンではあるが、その前に一回反対側にオーバーシュートしてくるチャートは沢山ある。
それが月足レベルで起こるのであれば、日足レベルでは大きな下落に見えるだろう。

今そういう流れが起こっているであろう最中。

週足の状況

Tweetの方で何度か述べているが、2018年の下抜けは例外として、基本的に週足は108円台~114.5円台のボックス相場が繰り広げられている。
https://twitter.com/UwisukiiUeno/status/1047716953090023424

また、典型的な下降相場である。
https://twitter.com/UwisukiiUeno/status/1132422447339147264

何度も何度も週足雲をまたぎながら上下しているが、今度は下抜けのターンに入った。
2019年の相場は週足レベルのダブルトップを形勢しており、これらの高値は週足のMA200で抑えられている。

2018年末には一度トライアングルの下線を下抜けてすぐに戻したが、今回このダブルトップと週足の雲下抜けから107円台程度まで落ちた際に、どの様な反応となるかが要注目点。

週足終値がトライアングル下線をブレイクしたままとなればほぼ確実にフィボナッチの0.382水準を試しに行くだろう。

仮にダブルトップや週足雲下抜けを意に介さず、市場が108円前半で耐えるような場面があれば、ボックスの下限から反発する買い相場を捉える事ができるかもしれない。
損切り幅も少なく取ることができ、リスク・リワード比の優れたポジションを取ることができる。

が、現時点でそれを期待しすぎるのはやめたほうがいい。

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