ドル円 見通し ’19 11/17 上昇の流れに黄色信号点灯 今週はどうなるか

前回のnoteはこちら

先週指摘した、上昇の流れ維持の108.65付近も割れ、一時的に108.2円の長期ボックス下辺まで再下落した。

週足の雲や月足BBMAのある110円ちょいまでの続伸を視野に入れていたが、先に足元を崩してきたのでどうなるか…と言うところ。

ちなみに、この上昇が本上昇と考えている人は考えを改めたほうがいい
後述するが、これは今年の下落に対するただの修正上昇である。

それでは分析を見ていこう。

週足

ダウンロード (23)

週足は先々週の戻り0.5タッチから素直に一旦叩きにあっている状態。
ただ、まだ足元は短期線に支えられており、流れ継続の目は残す。
その目を活かしきれるかどうかは、今週中の動き次第だろう、と言うところ。

今週もまだ、可能性自体は110円目指しを指摘することはできる。

あとは足元の0.382水準を割る動きとなるならば、その可能性が低くなるだけ、と言うところ。

今週も週足的には、上は109.5,そこを抜けるなら110.1円程度までは見込める。
下は108.2~5円次第。先週は週足短期線でしっかり反応が見られたが、今週はどうなるか。
まだ更新されていないので不明確だが、今週の週足短期線は108.4円付近になる見込み。

そもそも、だが、ドル円は2015年からの三角持ち合いを下にブレイクした状態
その三角持ち合いの切り上げ線への戻りが入っているだけである。
この戻りがそのまま本上昇に繋がる可能性は否定できないが、現状は切り上げ線で叩かれて落ちる可能性の方が優位。
本上昇化の期待は110円を越えて安定してからで遅くない。今は戻りからの再下落に警戒するべき。

日足

ダウンロード (24)

日足では8月安値からの上昇トレンドラインをブレイクした状態。
日足BBMAも下抜けており、108.8円辺りは抵抗化の懸念もある。
ただ、下落からの戻りが意外と早くしっかりしているので、もしかしたらライン上・BBMA上に戻して再度上となるかもしれない。

その辺はなってみないと分からない。
ただ、現時点では割れたトレンドラインへの戻り確認の域を出ない。
また、これまで同様、108.8円ライン、109.0円ラインがある。
これを上抜けるなら再上昇基調だが、現状は抵抗化の懸念があるためそう安易に上とは言えない。

日足MA200線で抑えが効いているのも要チェックポイント。(水色平均線)これを抵抗にして、日足レベルの三尊形成があり得る

ここから下落し、108.3前後を抜ける場合は、週足BBMAのある107.6円付近までが下落余地となる。
その辺には日足の分厚い雲もあるため、落ちてから再度反発となるだろう。
その反発は今回の支えである108.3前後が目安。(この辺は落ちてから再度考えればいい)

総括

とりあえず、上昇の流れは(一時的に)崩してきたが、まだ本崩れではない。
高値も切り上げが続いている。まずはこの高値の切り下げを見てからでないと、本格的に下とも言えない。

ただ、短期的というか、今週の話としては、108.8~109.0円ラインの上抜けの可否次第。
先週末の上昇の流れがこの辺で抑えきられるならば、再度転換して107.6円を目指すしかない。

あとは週中の動きを観察しながらの臨機応変な対応。
その辺はツイッターをどうぞ。

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