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芳香現象

祖母が亡くなった。
彼女は、約半年入院していた。普段は離れている為、お見舞いにも行けず、コロナ禍もあり会うことが長らく出来ていなかった。
しかし、たまたま自分の休みが取れたことと、偶然が重なり面会することができた。本当は、そのタイミングで感じたことなどを残しておこうと思ったのだが、胸が苦しく悲しくもなり出来なかったのである。その時のことは、いつか記したいと思う。

祖母が亡くなった後も、自分の心はジェットコースターのように、乱気流のように動きまくり苦しくて苦しくて堪らない。きっとこれから1人になったら、更に辛くなると思う。告別式は明日である。

この記事を書いている今は通夜が終わり、式場の部屋で泊まっているという状態。優しい姪っ子たちが一緒に泊まってくれることになり、気を紛らわすことがなんとかできている。

さて、タイトルの「芳香現象」について。
22:30。横になっていると急に、百合のような胡蝶蘭のような香りが漂った。確かに、部屋の中にはそれらの花が飾ってある。しかし、さっきまでは香りはしていなかったのだ。部屋が温まって香りがし始めたのかとも考えたが、徐々にではなくあまりにも突然だったのでそれが理由ではないだろう。
すぐさま、ネットで検索してみると、これを「芳香現象」といい、亡くなった人が天国に行った時や、あなたを見守っているという存在を伝えようとするときに香ることがあるというのだ。また、その香りが好きな香りだったら、良いことが起こる予兆でもあるらしい。

この香り、幻じゃない。香った気がした、という観覚でもない。しっかりしたんだ。
この記事を書き終える頃の23:30。
少しずつ、お花の香りは薄まっている。
ありがとう。ばあちゃん。淋しいです。苦しいです。じいちゃん、ばあちゃんを連れて行くのもう少し待って欲しかった。きっと幾度となくこれからも泣くでしょう。でも、見守って下さい。おじさんのことも、お母さんのことも兄弟家族のこともみんなの事も。皆んなに愛されて、明るくてチャーミングで生き切ってくれてありがとう。まだ、戻ってきてほしいです。私の名前には、「香」がついている。ずっとずっと一緒だよね。ばあちゃんがいつも言っていた「ありがとう」という言葉。私も沢山使うよ。そして、周りの人にも言って貰えるような人間になるよ。自慢の孫になりたい。あの世でぎゅとしてね。
ありがとう。本当に。苦しいよ。
皆んなを守ってください。よろしくお願いします。
大好きです。