RWDをいかに管理、活用していくか
『次世代医療基盤法』が、創薬力を上げるために内閣府の健康・医療戦略推進事務局で推進されています。
いかに洗練されたエコシステムを構築していくのかが大変重要であると言えます。
①大規模かつ多様(リッチ)な情報をアウトカムを含め集積する(DB構築)
②データの信頼性の担保
③プライバシー(個人情報)保護とセキュリティ対策
がポイントになります。
個人情報保護に関しては匿名加工、仮名加工などがありますが、そもそも個人の識別情報とその他のデータをうまく分離させて格納する方法もあると考えます。
また、紙ベースの同意書が必要ない状況は整いつつあると考えています。
以前データのストックとフローのお話をしました。
データをストックして、APIやGWを介して連結して適時適正に利活用できるプラットフォームが重要である認識です。
現状ではレセプトデータをもとにしたNDBなどが利活用されていますが。情報の解像度の問題があり、データのスケールとともに解像度の高いデータが望まれます。
同時にいかにデータにセキュリティーを担保したうえでアクセスしやすくなるか(情報へのアクセシビリティ)も重要です。
電子カルテ、健診データ、民間PHRデータ、その他の関連データ(ウェアラブルデバイス等を含む)とありますが、利活用の目的や方法、内容に相違があるだけであり、包括的に統合したデータになる方がデータ解像度が高まります。
データ連結はAPIやGWを介してつながり、AIがデータを整理してくれる形に落ち着くと考えています。
データも分散していても技術革新で連結統合が可能になるでしょう。
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