無題(はじまり)
現代アートってけっきょくのところ何なの?
って、よく妻に詰められる。私の書く落書きと、何が違うの、って。ぼくは美術史学徒の端くれだったけれど、妻の言いたいこともよくわかる。
http://blog.livedoor.jp/sincos_suugaku/archives/51897279.html
この話をするとき、いつもこのコピペを思い出してる。
アートって言葉には、アートでないもの、アートであることを解さない人たちを疎外する響きがあると思う。
お前にはわかんねーだろ、へへっ、ていうのが透けて見えて嫌な気持ちになる。これも妻の言。
ぼくは単なる表現(落書きとか)と芸術(現代アートを含む)との間には、大きな懸隔があると思うし、そうであることに価値があると思う。そして、そうであることを理解することによって豊かになれると思う。
でも、芸術は決してその価値を解さない人たちのことを貶めるためのものではない。そうであってはいけない。
ぼくは毎日をともにしている妻にさえ、そのことをうまく伝えられなくていつも悔しい。
きょうnoteをはじめた。少しずつ、このことについて考えながら、言葉にしていきたいと思う。
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