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室生犀星 『ピアノ売』をノートに写しながら[コラム]

寝る前に、詩集から一つ二つを日記ノートに写すということをしています。スマホ見なくてすみますし、だから落ち着きますし、たぶん写経よりは楽しいとおもいます。

この投稿はiPhoneSEからやってます。ぽちぽち打ってます。

https://books.bunshun.jp/articles/-/2982 より

室生犀星先生(それにしても!お姿が! 丸眼鏡が似合いすぎる! かっこいい!)の『ピアノ売』という詩が、先程写しながらかなり好きだったので、noteにも書きうつしてみます。青空文庫のどこかにもあると思うけど。パブリックドメインです。

ピアノ売   室生犀星

 

若葉の林のなかで
小さいピアノをかついで
ピアノ売が歩いてゐるのが見える
若葉のなかに都があり
街と街とがつゞき
ピアノ売が小さいピアノをかつぎ
ピアノを売っている
若葉も鳴れば
ピアノも鳴る
五月の若葉の枝々
彌生書房刊 室生犀星詩集 山室静編 182頁より



室生犀星先生の詩は色彩とメルヘンが際立つところ、とても好きです。


ほんとはさ、ねぇ、緑が険しい林とかの中えっちらおっちらピアノ担いでるってありえないけど(小さくたってせめて馬車に乗せるでしょうよギックリ腰になるからねあれはつらいらしいからね)

メルヘンですからオッケーです

ヘルシングの小太りお兄ちゃんの演説(諸君わたしは戦争が好きだ、からのあれ)だって、メルヘン。

歌舞伎だってそう パーフェクトにそう

メルヘンなおつむのまま名乗りを上げてたら蒙古軍に先に攻撃された日本の武将さん。殺ってから名乗ろうぜ、それでも画になるから大丈夫。映画コンスタンティンでなんかキアヌさんがやってた気がするそんな感じを。あ、戦国武将を義体にして電脳化したらすごいな、誰かそーいうマンガとか書いてないかな?

それはそうと、メルヘン、ね、そういえばメルヘンダイバーって曲ありましたね。softballetですね。ファンです。エンゲージユニバースとか、あの中東の朗誦のような旋律と共にテクノポップなあの曲とか、もうすっごい好き。でも同好の士にまだリアルでお目にかかったことがありません。ひとに聞かせてもだいたいLUNA SEAさんとかL'Arc〜en〜Cielさんとかのほうが1000000倍ウケがいいです、わかってる、それはそう、間違いは無い。……メンバー三人とも仲が悪いってとこまで好きだったのにほんとに解散しやがって。ミッチーとの勝手にmashupかっこいいし聴けるからおねがい

んが!

ああ、なんだっけ。ああ……

室生犀星の詩の話でした。

情景が透明のアクリル板の上にさまざまなインクをはしらせたように色彩が、それとともにメルヘンの世界に乗せられる感じが、

ほかの『おいらは恋がしたいんじゃーあ』しか基本言ってない同時代くらいの詩人のみなさんにくらべると(ごめんなさい)かなり違うひとだなあと思いました。

以上。

では、寝ます! おやすみなさい! こんな投稿していいのかわかんないので朝起きるまでにまた消してたらごめんなさい!