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コラボを通じて他のクリエイターが考えていることを知りたいと思ったんです──SEIKINさんインタビュー<前編>

あけましておめでとうございます!2023年、最初のUUUM noteは、クリエイターインタビュー、SEIKINさんの登場です!チャンネル登録者やSNSフォロワーに限らず、多くのクリエイターさんや、インターネット全体でも広く愛されている、SEIKINさん。その理由を皆さんにお伝えしたいという思いでお願いして、お話を聞かせてもらいました!前編・後編でお届けします!

SEIKINSeikinTV
弟のHIKAKINさんがYouTube活動をしていたことをきっかけに、2012年 YouTubeチャンネル「SeikinTV」で活動をスタート。アカペラによる音楽コンテンツや商品レビューなどで人気を集める。2015年自身の作詞作曲による、HIKAKIN&SEIKIN 楽曲作品「YouTubeテーマソング」をリリース以降、2017年「雑草」、2018年「今」、2019年「夢」、2021年「光」「FIRE」をリリース。一児のパパでもあり、2019年「イクメンオブザイヤー2019」を受賞。


1本にかける時間がものすごいけど、それが楽しい


──長く活動されてきた中で、2020年からのコロナの影響も含めて、環境やご自身の活動について変化を感じることはありますか?

(SEIKIN)
飲食などの業界に比べたらコロナの影響は小さい方かもしれませんが、それでも少なからず変化はあったと思うんです。特に初期(2020年)の頃は、ほぼ外での撮影には行けない状況だったので、苦労したということを今でも覚えています。家の中でできることには限界があって、動画の幅がどうしても広がらないんですね。HIKAKINとも結構電話で「どうする?」みたいな話をしていましたね。二人とも外で撮れないし、家の中で何やろうか、、と。やっぱりゲームはできるよね、とか、そんな話をしていたのはすごく覚えてますね。

──そこのシフトチェンジが早かった印象です。SEIKINさんがお掃除している動画も楽しませていただきましたし

(SEIKIN)
そういえばお掃除、やりましたね(笑)家の中でできるものをやってみようということで、掃除とか、家の中で髪を切ったり。視聴者さんからも意外と楽しんでもらえているコメントをいただいたりしていましたね。

── お掃除してる動画ってカタルシスを得られるというか、意外と楽しいんだなと思ったんです(笑)

(SEIKIN)
そういうのもあるかもしれないですね。最初大丈夫かなと思ってやってたんですけど。意外にも結構見てもらえました。

──おうち花見とかおうちキャンプもありましたよね、キャンプで調理するところを俯瞰で押さえたりしていて、こういう見せ方あるのかーと思ったんです

(SEIKIN)
見せ方は結構こだわっている方ですね。それに僕は途中から段々機材にはまって、撮り方もこだわるから、1本にかける時間がものすごいんですけど(笑)まあでもそれが楽しいのもありますね。

──おかげで見る側は気持ちよく見られるわけです

(SEIKIN)
こだわった分、見やすくはなると思うんです。いやーこうやって振り返ると、あの頃としてはあれでよかったんだろうなと思えてきますね。

2020年3月、まさに「ステイホーム」が始まった頃、どうやって撮影していこうかと兄弟で相談して工夫されたんだろうなあと思う動画です


他のクリエイターがどういうことを考えているのか、話ができたらいいなと


──そして情勢も戻ってきて、うれしいコラボが見られるようになりました。SEIKINさんがUUUMのクリエイターさんや次世代含め、いろんな方とコラボされるようになったのは2022年からですよね?

(SEIKIN)
2022年ですね。それ以前はタイアップ以外ほぼコラボしてないんです僕。コラボするのはHIKAKINだけで、そこはある意味、独特だったかもしれないです。そういう意味でいろいろとレアな動画が撮れた年だったと思うんです。僕の中でも挑戦でした。
新しい視聴者さんに見てもらいたいということもありますし、他のクリエイターがどういうことを考えているのか話ができたらいいなと思ったんです。そんな中で結構声をかけてもらうことが増えて、できる限りやってみようと。

──誰かがSEIKINさんとコラボしたとなると「え、コラボできるんだ」ってなりますよね

(SEIKIN)
それが結構多かったんですよ。断られそうだと思っていたって言われました。(笑)年齢も違ったりして、声をかけづらかったのかなとも思いますが、そんな中、思い切って声をかけてくれたこともあって、それには応えたいって思って。そうやって徐々にコラボが増えていきましたね。
もちろん、お互いの視聴者層が違ったり、いろんな相性はあると思いますが、そんな中で少しでも「あ、こういう人だったんだ」みたいなことを知ってもらうきっかけになると思うんですよね。

おるたなChannelさんの場合も、SEIKINさんと世代は近いですがコラボしてみて初めてわかることは結構多かったそうです

(SEIKIN)
名前は知っていても、実はそんなに動画は見ていなかったという人も多いと思うんです。「ああ、こういう話をするんだ」と知ってもらったのは結構あったんじゃないかと思います。

──若い世代の動画を見ると、SEIKINさんが天然キャラのようになっていますよね

(SEIKIN)
なんかそうなってるんです(笑)


【公式】「毒を盛られたことに気づいたセイキン」


──そういった若い世代にとってのSEIKINさんに、2019年にミーム化した「毒を盛られた」なども影響しているのかなと思ったことがありまして

(SEIKIN)
まあまあ、そういうの多いですからね僕の場合。勝手に話題になるというのが(笑)

──本家が出された動画がクオリティ高くて、大好きです

(SEIKIN)
公式で出しましたからね(笑)
なんなんだろう、キャラ的にそうなりやすいのかもしれないですね。別に意識してるわけじゃないんですけど。まあ、意識していないからこそ起きることなんだと思います。勝手に誰かがやって勝手に広がって、勝手に Twitterトレンドになったりするので。
それは独特だと思うんですけど、でも僕としてはありがたいというか、話題にしてもらえるのは嬉しいことです。


それで言ったら東海だと思います。ほとんど勝手になんですけど(笑)


──お互いが楽しかったらいいじゃないのみたいな空気感が気持ちよくて。若い世代もその切り口でとらえているような気がしました

(SEIKIN)
そんな感じで接してもらうとやりやすいかもしれないです。ちょっといじってもらえるぐらいの方が。
コラボの時「こういう風に絡んでほしい」とかはまったく言っていないんですけど、中にはいじってくる人もいたり。とはいえ、みんな気を遣ってくれているとは思うんですけど。

──東海オンエアとか(笑)

(SEIKIN)
たしかに、それで言ったら東海だと思います。ほとんど勝手になんですけど(笑)


──急に連絡したら岡崎に来てくれるのかの動画の時は本当に急に連絡がきたんですか?

(SEIKIN)
あれ、本当に急なんですよ。でも「よし行くか!」ってなんとか間に合わせましたね。スケジュールも全部、急遽調整して、自分でプレゼント買いに行って。あのときは大変でしたけど、でも行ってよかったです。


──みんな楽しんでたし、視聴者さんも大喜びでしたし

(SEIKIN)
東海はずっと昔からいじってきてましたからね、SEIKINを知っている東海ファンも多かったんじゃないですかね。
それに昔、タイアップで岡崎に行って、個別でてつやくんの家に行ったり、としみつくんと撮ったりというのはあったんですね。そういう独特な立ち位置にいるから、その文脈が生きたコラボになりましたね。

──「ああ、また見れた!」っていう気持ちになりますよね。

(SEIKIN)
ゲームのタイアップなんですけど、なぜかランボルギーニで岡崎を走るっていう。


それぞれ、こだわる部分が全然違うんですよね


──他にもコラボを通じての新たな発見などありますか?

(SEIKIN)
一緒に撮っていて感じるのは、それぞれのクリエイターのこだわりが見えたということですね。
動画は見ますけど、それぞれがどうやって撮ってるのかはわからないじゃないですか。その裏側が気になったりするんですね。どういう機材で撮ってるのかなとか、スタッフが撮るのか、もしくは自分たちで撮るのか、編集はどういうことを意識してるのかとか。
やっぱりそれぞれ、思ってた以上にこだわっているというのを感じたのは、すごい発見だったなと思います。

──ご自身がこだわっている部分が大きいから視点が鋭くなりますね

(SEIKIN)
そうですね、やっぱり気になっちゃうんですけど、それぞれ、こだわる部分が全然違うんですよね。
とにかく企画に力を入れるグループもいれば、撮り方にこだわるグループもいるし、編集で絶対ここは譲れないみたいなポイントがあったりとか。そういうのが、話してると自然に出てくるんですよ。
だから改めて勉強にもなったし、だからこそ、それぞれ人気があるんだろうなとも感じました。

水溜りボンドのカンタさんとの企画談義も、こだわりあるクリエイターさん同士、盛り上がってましたね!

──それぞれに合ってるやり方をしてるんですね

(SEIKIN)
そう、何が正解というのはなくて、それぞれの特徴が出てくる部分だと思うんです。なんとなく作ってるんじゃなくて、「こう見せたい」というのをちゃんと意識して作っていて。若い子たちもすごいこだわってるんだなと感じましたね。
たとえば、コムドットも、自分たちで撮ったりしないようなイメージも強かったんですけど、ちゃんとやまと君がこうやって(中腰で両手を前に構えるジェスチャーを見せてくれるSEIKINさん)自分でセットしてて。

──そのシーンは意外かもしれないですね

(SEIKIN)
そのとき面白いと思いましたね。ハンディカムを三脚でゆっくり設置してて。「おお、結構ちゃんとやってるんだ」「ああ結構細かくチェックしてるね」みたいな。

──SEIKINさんがそういう視点で見ているというのも面白いです

(SEIKIN)
僕は企画はもちろんですけど、そういう撮影手法とかも結構気になるんですよね。企画は当たり前というか面白くないと話にならないので、それはありきの上で、機材とか撮り方によって見せ方が全然変わってくるんです。
面白さも変わるし、編集もBGMひとつでめちゃくちゃ展開が変わるので、そこもクリエイターとしてやりがいというか楽しさを感じる部分ですよね。


──前編はここまでです。後編でも、さらに大型コラボのお話や、音楽、2023年の展望なども聞かせていただきました!お楽しみに!

ここまで読んでいただきありがとうございました。本年もスキ(ハート)を押していただけるとうれしいです。フォローもしていただけるとさらに!本年もよろしくお願いいたします!


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