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🖼️:08 熱血先生

小学6年生のときの担任の熱血教師への詩。


4月のクラスは煩すぎる
去年は先生が鎮めていたな 教室を
毎年お決まりの元担任の貶し合い
黒板の上に掲揚された「絆」「軌跡」
見せかけだった?

大縄跳び300回の目標
意義を見出せた人はいたのでしょうか
先生の統制に適応しているだけ
クラスが解消されれば 悪態を吐く

ひとつなぎの大秘宝は このクラスだと
先生は説いていたけど
ひとつなぎ?

「先生! 絆ってなんですか?
 友情 愛情 引っくるめたもの?」

勇気を持って いじめを無くそう
なんて 生徒には理解不能
「先生!私は感謝しています!」
そんな面して騙していました
先生の愛が強すぎる故に
青春に耐える日々だった


思い遣りなんてハナから想定外
それぞれオリジナルの御守りなんて
家でこっそり捨てられている
知らないですよね?

愛されている有り難み  いや束縛を
生徒は全て拒んでいた
先生の前では 喜んだフリ
一年間だけの迫真の演技

「先生!真心ってなんですか?」
私と先生ならどっちが大事?
先生の理想通りになることは
自分を偽るも同然でした
「先生!嫌だって言って良いですか?」
これは私の希望ではない
私たちの夢だと マインドコントロール
今なら気づいている


学級崩壊するもしないも 先生次第
助けてと叫べば 先生は助けてくれた
じゃあ、先生のいないクラス
だったら 綺麗事殲滅

そうだ 自ら成長しようとしない
子供という免罪符  先生に振りかざす
皆々 教育困難
どんなに無償の愛が強かろうと


「先生! 絆ってなんですか?」
友情 愛情 引っくるめたもの?
勇気を持って いじめを無くそう
なんて 生徒には理解不能
「先生!今は元気ですよ!」
偽りの絆はお仕舞いだ!
愛はどうしたら届くのか
だから皆 本音を
晒してくれないか?

熱血先生へ 届いてますか
感謝と反発心と…私の汚なさを


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