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:0084 ともだち呼ばない

孤独

インスタのストーリーを更新する大学時代の同級生たち。それで満足してしまっている。ともだちを家に呼んだことがないわたしは、ともだちの「楽しかったの境界線」をつまさきで踏むくらいで十分たのしい。

同窓会があったら行くだろうが、自分から主催することはないし、もっと忙しい現在の用事があれば行かない。中学の同窓会もそんな理由で行かなかった。それでもわたしは孤独がわからない


寂しがらなきゃいけないのならば、寂しがる演技くらいする。寂しがる前にやることはないか。だれもわたしに話しかけないのなら、同じ街にいる人間に話しかければいい。わたしの住む街は田舎ではないからだれかしらはいる。イチョウの木でもいい。

話す相手を選り好みしていないか。相手に理解はされなくともわたしは話かける。なにかを楽しそうに話している姿だけでも拝見したい。わたしの話は後回しでいい。どうしても聞いてほしい話は詩にする。暇なら読んでもいいですよ。そんなわたしは孤独ではない。

ともだち呼ばないわたしは孤独がわからない。

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