🖼️:04 温度のない言葉
温かみも冷たさもない言葉だけ
発っしてここに在っていたいよ
恣意的だ 読解力のない
あちらに通信障害
正しいこと言ったって
全く伝わりやしないな
この思考のルートを
馬鹿じゃないかと
蹴って突っぱね
感情的になってる時点で
お前らの負けだ
そのどちらでもない大河の上で
双方の矢を受けて血を流す
その八方美人は無難に言うだけさ
それでも探した
できる限りの真実
計略や怠惰に隠されたり
隠されなかったり
不透明な世界で
お互い怪しんでる
信じるだけで
救われることなんてない
できるのは全てを曝け出して 張本人
怒りの籠もった声を聞くと
何を言ってんのか分からないんだ
僕の聴力をどうか許してくれ
共感するにも内容が
頭に入ってこないんだ
幼きころの自分は
この戦禍の音で死を覚悟したよ
船の上で静かにお前らの
声を遠くから聴きたいんだ
そのどちらでもない大河の上で
血塗れで佇むゾンビのような僕
このどちら側かに向かえば
真っ当な人間になれるのかな
なんで血塗れで
雨に打たれているんだろう
これが怒りと悲しみの温度か
大地が赤く燃えているのも
大河が著しく拡がっていったのも
お前らのせいか この身体を
大河の終わりに放つつもりだ
言葉に温度がないと信じてる
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