うたももの詩 　2022/3/1(火)　5つ

こちらはTwitterの過去ライブラリーです。

ジェラァート　アッラ フラゴォーラ

ジェラァート　アッラ
フラゴォーラ
ペェル　ファボォーレ

おじいさんは微笑んだ
サクサクなコーンに
苺のなめらかな
ジェラートをのせて

アリガトウゴザイマス
　グラッチェ！ありがとう！
　　Grazie! Fate attenzione!

軽やかな雲が溶けるまえに
ペロンと舌で空にむかって
舐めあげた

投稿時間　5:40

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迷惑

自律神経でひとりごと
踏み込まないで　この脳内に
膝　突き刺さって
叫んで　どよめいた車内

ぼくが生きることが迷惑
黙るとか　できない
友達はネットになら
会ったら　絶交しとこう

イヤホンでヘビメタを
皆聴いてもらえば
大したこともないけど
そんな気遣い
あり得ない

投稿時間　13:09

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始まりは

初日は声帯が甘えている
稽古を重ね　それでも
まだ魅せられる

客席に吸いこまれないで
だから　小さな劇団員どまり
口寄せ　ファンタジーに憑依
世界の中心で　叫んでみろ

完璧へ　ライフワーク
この世界に傾倒
理想のリアリティ
油断できない　しない

投稿時間　16:47

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救いの手を差し伸べて

視界不良な北の国
見栄っぱり靴で雪を圧縮
ギュウ　ヒュウゥ
傘のもち手に白いつぶ

自力でホテルは
もうおしまい
2時間ぶりの　空っぽのバス
手を上げてSOS

雪女は溶けて
まっ黒いコート現る
彩度を極限までおとした唇
毛布はそこにあるから
くるまって街まで

投稿時間　17:54

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雨宿り

中庭のアスファルトを
激流が叩いている
終わらない　宿題を
教室で終わらせる

まだ空は学級閉鎖
だれかの紙飛行機が
ロッカーの上から
黒板で墜落する

ウチの親の車のる？
泊まりはダルいっしょ

無料のタクシーにのって
開けていないグミを　お礼に

投稿時間　21:04