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【好きな絵画】バベルの塔



皆さんは、好きな絵画はありますか?

私はそれほど美術に精通している訳ではありませんが、美術館に行ってアートの世界に触れたりすることは好きなので、いくつか好きな作品があります。

今回はその中でも、私が初めて好きだと感じた絵画作品についてご紹介したいと思います。



今回ご紹介するのは、

ピーテル・ブリューゲル 作
『バベルの塔』です。

ピーテル・ブリューゲル作『バベルの塔』

作品自体かなり有名ですし、アニメやゲームなどに名前が使われることもあるので、この絵画を見たことがある人も多いと思います。

*作品はパブリックドメインです*


なんでしょうね。
この作品、初めて見たのは小学生頃だったでしょうか。その時に一目惚れしたんです。

なんというか、周りの街並みと比較したときのそびえ立つ塔の迫力異世界感がなんとなく好きなんです。

子どもはこういう作品好きなのかもしれません。


○"バベルの塔"って?

"バベルの塔"というのは、『旧約聖書』の『創世記』に登場する建造物です。

バベルの塔の話をご存じない方の為にかなり簡単に説明すると、

その昔、全ての人間は同じ言葉を用いていました。
あるとき、人間は天まで届くほど高い塔を造って名を上げようと、この塔の建造を始めます。

主(神?)は天に近付こうとする傲慢な人間を見て「彼らは一つの言葉で話しているからこのようなことをするのだ」と考え、下界に下り言葉を乱して、人々が互いの言葉を聞き分けられなくしました。その結果、塔の建造は中止となりました。

その地は後に"バベル"と名付けられました。


という感じのストーリーです。

詳しく知りたい方は『旧約聖書』をお読みください。


私はこのストーリーもとても好きで、

だから地域や国によって話す言葉が違うのか

と小学生ながら衝撃を受けたのをよく覚えています。


○3つのバベル

実は、ブリューゲルが描いた『バベルの塔』はこの一枚ではありません。

ブリューゲルは、バベルの塔を主題として絵画を生涯で3枚描いています。

ですが最初に描かれたものは現存しておらず、
今回取り上げた作品ともう一点、下記の『バベルの塔』が現存しています。

こちらは先述した作品に比べて絵画自体の大きさが小さいので、こちらを「小バベル」、先述した方を「大バベル」なんて呼ぶこともあります。


こちらも良いですよね。

"大バベル"よりもダークな感じの色使いで、
より世界がリアルに表現されている気がします。



ということで、今回は私の好きな絵画についてご紹介しました。

"バベルの塔"
覚えやすい名前だと思うので、今後何か漫画やゲームで出てきたら、「あ、これのことか!」と思ってください。

残念ながら大バベルも小バベルも日本の美術館では所蔵されていませんが、

また「『バベルの塔』展」が開催されたら
是非足を運んで本物の迫力を味わってみてくださいね。


今回もお読みいただきありがとうございました!

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それではまた!

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