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怒りや憤り。そのエネルギーは命そのもの

リライトしたこちらのコラムの、続編になります。

リライトっていいですね。なんか新鮮♡

10年ほど前に書いたものだけど、未だに見てくださる方がいるのは。きっとそれだけ需要があるのだろうなぁと思います。

きっとね。「憤り」とか「怒り」の感情を持て余す人が多いからなのです。それだけ、繊細でやさしい人が多い。
内側に渦巻く激しいエネルギーの取り扱い方は、親からも学校からも、体系的に教わることがないのですよね。

自分の内側にあるもの。そして、生きていれば絶えず湧いてくるものなのだから。他人や環境からは逃げられても、自分自身からは逃げられません。
反抗期は、内側にあるエネルギーを適切な方向へ向け、行動する活力に変える、ということを何年もかけて培っていく、大切なプロセスです。

得体が知れないのに、強く激しいものは、恐い。しかも、自分の内側にあるものならなおさらだし。他人のそれはさらに恐くて当然です。

得体が知れないし、恐いのに、無視できない。
なぜだと思いますか?

そのエネルギーは、生きるパワーそのものだからです。蓋をしたり、下手に扱ってはいけないと、本能的に知っているから。
源は、命そのもの。自分自身の生命からのメッセージを、無視できるはずがありませんよね。

怒りや憤りは、自分という個体の命からのメッセージ。
それに向き合うということは、ある意味生き方を問われるに等しい。だから、無意識に目を背け、蓋をして、ごまかして通り過ぎようとしてしまう。

人生の早い段階で、取り扱い方を習得できていれば良いのですが、抑圧に抑圧を重ねて年数が経っていると、宿便みたいなドス黒い感情が蓋になってしまっているので、まずはそれを感じ切ってしっかり昇華させ、絶えず湧いてくるエネルギーの通りをよくするまでには、わりと時間がかかります。

誤解を恐れず、はっきりと明言してしまうと。
反抗期を適切に終えてないと、体は成熟しても心は未熟なままです

そもそも、本来は成人するまでに終えておくべき心の発達課題が、途中でつまづいた状態で年月が経ち、歳を重ね、未熟なままこんな歳になっている、と認めてしまったら、やり切れなくて目を背けてしまいたくなるけれど。そこは「ここからの人生、そのままでいいのか?」という選択ですね。

体験から思うのは、大人になってからでも、遅れた心の成長を取り戻すべく、心の発達課題に取り組み、反抗期を終えたら。

誰も悪くなかった
ちゃんと愛されてた

って腑に落ちるのです。

できることなら早めに教えて欲しかったけれど、今を肯定できれば過去も、過去を肯定できれば今も肯定できるので、無駄な経験も時間もなかったって、前に進めるものなのですよね。

前に進める、とは。

自分の人生を、自分で舵取りして生きられる
という希望が芽生え、
嫌な思いを味わわせてくれた人たちのおかげで、今がある
という感謝の気持ちが湧いてきて、
感じ方も考え方も行動も、自然と変わる
これまでと変わらないはずの、目に見える肌で感じる世界が、まるで違って見える

生まれ直したみたいな状態になるってことです。

これは、感覚として実感するものなので、頭で理屈を理解しただけでは、実現しません。実践あるのみです。

怒りの感情と上手くお付き合いができると、人生が変わる
これ、ホントです。

反抗期は、心の成熟に必須!
大人になってからでも大丈夫、間に合いますよ♡

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