虎になっちゃう

 社不すぎて鬱。自らが社会不適合者だと感じる。社会から逸れものであるように感じる。死ぬまで孤独なのだろうかと不安を感じる。鬱。
 人間関係の輪を広げようと思った。あまりにも固定化した人間関係の中で、自分だけが置いていかれている錯覚に襲われたからだ。頭の隅に友人たちがチラつく。でも友人たちは自分たちの社会と向き合っている。自分だけが他者を過剰に意識し、勝手に感情を左右させている。それに対して得た結論が、人間関係を広げることである。つまり依存先を分散させようと考えたわけだ。
 そしてした事がディスコードサーバーを探すことである。何かしらのコミュニティに参加しようと思い立ち、サーバーボードで面白そうなコミュニティを探したのだが。
「なんかこいつら気持ち悪いな」「身内ノリ強そう」「出会い厨ばっかそう」「人数多いな」
 様々な言い訳悪口が浮かんできて忌避してしまう。いざ良さげなサーバーを見つけても、そこで話す自分を想像し、羞恥心のあまり断念してしまう。
 そう、友人になる為に他人と話すのが恥ずかしいのだ。もちろん仕事で話す人に対してはそんな感情は抱かない。
 なんか恥ずかしいのだ。いや理由はわかっている。自分が嫌いで価値を低く見積もっているからだ。仕事と違い、友人を作る為に自分を曝け出すことを恐れているのだ。そして取り繕うことを億劫に感じていること。
 じゃあそのまま孤独の感度が鈍るまでじっとしてろ。と言われれば頷かざるを得ない。まあ今が季節の変わり目で鬱期に入っちゃってるだけだとも思う。よくある事だ。
 こういう時はシコって寝る。
 おわってらあ。

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