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しゃくなげの花がら摘み

 俵山の金川さんが植えたしゃくなげは約5ヘクタールに及ぶ。花が落ちた後に花柄を摘む。今年はこのメンバーで午前の2時間だけ作業した。

 開花期間、お土産売りの売店おばちゃんたちに聞くと、花は例年より少なく、来園者もそれに比例したと聞く。「花の裏年なのかねえ、去年が良く咲いたからねえ」。

 この山には日本石楠花、西洋石楠花が混植されている。花柄を摘みながら観察すると、咲いていないのは日本石楠花がほとんどだった。去年の花柄が残ったままのものが多く、一部に今年の脇目が伸びている。こうして、表と裏が繰り返されるのだろう。作業の参加者に、日本石楠花の花柄を選んで摘むようお願いした。山の麓は日本石楠花が多く、ここが咲いていないと山全体の雰囲気がかわる。管理を怠らなければ、しゃくなげは花を開いてくれるはずだ。