手のひらに焼芋熱し詩貧し 成瀬櫻桃子

最近はスーパーの入り口に焼芋販売機が設置されており、季節感が無くなってきている。見つけたら焼芋の前を素通りすることができず、値段も手ごろで買ってしまう。店によって取り扱うさつま芋の種類が違い、ねっとり系かほっくり系に大きく分かれる。ちょうどよい塩梅に焼けているときには、余分に買ってしまう。手に取ってみると熱々で、湯気が立つ。食物繊維が豊富で栄養もある。洋菓子とは違い、素朴でいつまでも飽きない。

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