その一語胸中にあり冴ゆるかな 青柳志解樹

寒さが極まり、ひたすら透明で澄んでいる。いよいよ五感が研ぎ澄まされ張りつめてくる。ちょうどこのころは、今年度の反省をもとに次年度へ向けての動きが活発になるころである。人によって浮き沈みがはっきりしてくる。人の道は、選ばれるものである。しかし、決めるのは自分である。その一語とは、人が発したものであろうか。それとも、もう決めた一語なのであろうか。その一語が、何度も繰り返し鳴りひびいている。

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