初茜とぢし瞼も薄あかり  加倉井秋を

初日の出を拝むためにうやうやしく神聖な気持ちで待っている。今年はどんな年明けになるだろうか。期待に胸がふくらむ。年が改まる元日の朝、茜色に染まり始める。新しい年の幕開け。目をつむり、来し方を思い浮かべると、やり足りなかったことがあった。新しい年にあれこれやりたいことがふつふつと湧いてくる。瞼を透過する茜色は、太陽のエネルギーである。太陽エネルギーが、希望として全身にみなぎり満ちはじめる。

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