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アンチ5歩手前の私がHカップ広告マンのありぺーさんのコスプレをお手伝いした話

2019年冬コミC97でHカップ広告マンで有名なありペーさんの
コスプレのお手伝いをしてきました!


実はお手伝いの応募した時は、ありペーさんに対し良いイメージだけを持っていたわけではありませんでした(笑)
※因みにコスプレお手伝い後にありぺーさんには暴露済み。優しく受け止めて頂きました。


そんなちょっと訳ありな私が何故ありペーさんのコスプレのお手伝いをしようと思ったのか書いていきたいと思います!


Hカップな広告マン ありぺーさんとは?

Hカップをブランドとしている広告代理店で働く女性です。
twtterではHカップを活かした個性的な呟きやイベント企画に参加をされています。



コスプレお手伝いに応募した理由

応募以前に、そもそも何故ありぺーさんに興味を持ったかというと、私もフェミニストかつ胸が大きいという共通点があったからです。

半年前、フェミニストの勉強をしようとtwitterを漁っているときに、女性らしさを変えようとする活動や概念があることを知りました。

例えば腋毛を剃らない「#FreeThePits/#FreeYourPits(ワキ毛に自由を)」や「#DyedPits(ワキ毛を染めよう)」です。


ありぺーさんのtwitterもそういった活動に近いものを感じ、注目するようになりました。


彼女の下着姿の写真の「自分がしたいからする」という在り方が凄くかっこ良くて好きです。


ちょっと自分の昔話をさせて頂くと小さい頃からそれなりに胸があり、小学校の6年生でCカップ、大学卒業時にはIカップあり、外見に関しては自分の在り方というより、胸の見せ方によって誤解をされないように生きている部分がありました。

服装は特に気を使い、ネットでまとめられている巨乳への偏見に当てはまらないよう、

・胸が強調されない
・肌はあんまり見えない(谷間はNG)
・でもダサく見せたくないからシルエットが崩れ過ぎない

と針に糸を通すような服を探し方をしていて、あまりのストレスにお洒落どころか服を買うことすら全然楽しめなかったです(笑)

だからこそありぺーさんの自分が好きな恰好をする、自分らしさを表現するというメッセージ性(と私は受け取っているのですがw)はすごく自分の中でかっこよく、また私が選択肢にも入れてなかった道を選んでいるのが羨ましくもありました。

しかしその一方、彼女のtwitterを見ているとどうしても今までの自分の価値観が邪魔してもやもやした気持ちが押さえきれませんでした。


自分の胸を好きになる、好きな事をするのは分かるけど、
「胸にサッカーボールをのせる?」「タピオカをのせる?」何故???
更に色んなツイートのリプを見るともやもやが加速し…

「誤解を受けやすいカテゴリーということは分かっているけどこれでいいのだろうか?」

「何を考えながらツイートされているのだろう?」

「フェミニストってこういうもの???」

と、自分の中でもやもやが膨らんで破裂しそうなときにふと気づきました。

「あ、自分、めっちゃ失礼なことしてる…」と。

お会いしたこともお話ししたことも無い方に、自分の願望やこうあって欲しい姿をあれこれ考え、挙句の果てに勝手に薄暗い感情を持つという、
凄い最低な事をしていることに気付きました。

ありぺーさんは自分とは別の人間なのに自分の理想を押し付けるなんてどう考えても可笑しい、そこまで思うなら自分でやるべきじゃないか。

そう考えると一気にもやもやが晴れていきました。

しかしありぺーさんのことは気になる気持ちはまだ残ったまま…。
そこで私は、

「あ、そうだ、会いに行こう!」

と思い、そのときたまたまbosyuで応募されていたボランティアスタッフに応募して、運よく当選しお手伝いさせて頂くことになりました。


ありぺーさんとお会いして

とても優しくて謙虚で素敵な方でした!
私が胸が大きい人と話す機会が今まであまりなく、会話をしていて共感することが凄く多かったのもありますが、特に次の3つが凄く印象的でした。

① 普段の気配り
コスプレ中はご自身の方が寒いのにも関わらず、常に「寒く無いですか?カイロ使って下さい」と気を使って頂きました。
コミケの後の食事も絶対自分は最初に箸をつけない!と手を組んでおり、常に謙虚な姿が印象的でした。

② ブランドを大切する、真剣な姿
会話をしていて一番印象的だったのが、
twitterで呟く際は見られ方を気にされており、バズらせるのは勿論、逆に誤解をされそうなものにはバズらせすぎない様にしているというお話が凄く衝撃的でした。
センシティブなブランドだとは思っていたのですが、そこまで考えて呟いていると思っておらず、「何考えてるんだろう」と思っていた自分の考えの浅はかさに少し恥ずかしくなったのは内緒です。

③ ご一緒させて頂いたスタッフさんが皆様良い人
「人は周りの5人の平均になる」という話があります。
今回はありぺーさんが選別されているので少し違うかもしれませんが、初対面の方たちでこれだけ楽しい時間が過ごせたということが総じてありぺーさんの人柄の証明だと感じています。

因みに何故活動を始められたかというと胸のコンプレックスからみたいで、
今後については今も色々考え中とのことです。
でも彼女が語った言葉の節々に明るさを感じたので、引き続き応援していきたいと思います!


終わりに

自分の薄暗い感情を切っ掛けに応募したボランティアスタッフでしたが、あのままもんもんとしていたら純粋に応援出来ていなかったので、本当に応募してよかったです。

凄く刺激的で、細々でもいいから自分も何かしたいなとちょっとの気持ちに変化があったとても素敵な1日でした。

皆様、ありがとうございました!




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