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SFとファンタジーと進撃の巨人

初めましてこんにちは!べるもっと と申します。
情けないオタクの呻き声を読了ツイで隠す活動をしております。
先日ふと思い立ってnoteを始めてみました!🥳
「ちょっと面白いこと思い付いたから書き残しておきたい」って思ったことや「良い本を読んだけど140字のツイートにまとめきれない!」ってなった内容をざっくりまとめる、べるもっとのメモ帳的なものです

さほど面白いことは書かれていないと思うのですが、手持ちぶさたなときにちょこっと目を通していただけたら嬉しいですm(__)m

最初のテーマは「SFとファンタジーと鎧の巨人」です
電車やバス、恋人に友人、ゴドーを待ちながら暇潰しにお読みください!そんで明日には忘れよう~✨

1 SFとファンタジーの融合

毎朝のルーティーンで、駅ナカの本屋さんによるのがお楽しみの私。東口と西口をつなぐ通路に面した書店で、通路側にたくさんポスターが貼ってあるのですが、通りがかった時にふと目をやったら「SFファンタジー」なる文字列が目に入ったのです。
なんじゃろうと思って近寄って、どうやらその文字列は通路に貼り出されていたポスターに書いてあった「ファンタジー」とその後直ぐ後ろの本棚で行われていた早川書房のSFフェアのポスターの「SF」がたまたま重なって見えた空目の産物だったことがわかったのですが、ふと思ったのです
「もしもSFの要素とファンタジーの要素を持ち合わせた作品を創ろうとしたら、一体どんな風になるのかな🤔」と。
SFの世界観もファンタジーの世界観も全部詰めて破綻していない物語。そんなおせち料理みたいなものがあるならどんなに素敵だろうと思い至ったのでした

もしこの時点で「SFファンタジーってこんなんだよ」とか、「こういう作品がSFファンタジーだよ」と思われた方、いらっしゃいましたら大変申し訳ございません💦
べるもっとは全くSFファンタジーなるジャンルを知りませんゆえ、無知であることを前提に考察を悶々と進めております!笑 なのでどうか既にSFファンタジーに明るい方はここから先はあたたか~~い目で見守っていただけると幸いです・・・😅

2 べるもっと流SFの解釈

SFファンタジーとはどんなものなのだろうと考えるために、まずSFの定義、ファンタジーの定義についてべるもっとなりに考えてみました。
皆様はSFと聞くとどんな作品を思い浮かべますか?映画やアニメでもダイジョブです✨

私の場合だと「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とか、「2001年宇宙の旅」「惑星ソラリス」「攻殻機動隊」
そして「psycho pass」あたりでした。
SFはサイエンスフィクションの略称。そして私が思い浮かべた作品は全て例に漏れず科学文明が今よりも大きく発達した世界を描いていますよね。
表題にもなっている人間そっくりだけど機械できたアンドロイド、太陽系内外へ進出できる宇宙船に、脳とインターネットを接続できる技術とシステムに社会秩序の維持を外注に出した日本。
SFを語る上で、「現時点では再現できない、大きく発達した超科学により作られたガジェット」は必須ですね

もうひとつ、SFと同列に語られる、もしくはSF的なガジェットを登場させるジャンルがありますね。
「ディストピア系」はなんだかSFに近しい感じがします

ザチャーミンの「われら」オーウェルの「1984年」にブラックベリの「華氏451度」。ハクスリーの「素晴らしい新世界」に、日本だとみんな大好き伊藤計劃先生の作品がアンチユートピアですね!
こうした作品群に言えるのは「人間性を否定する社会秩序とプライバシーの存在しない監視制度に基づく国家体制」
を描いているという事ですがそんな社会を実現させる為に作中で用いられているガジェットは近未来的で、(2020年に生きる私達からすると普通でも出版当時は未来的だったものも!)SFの要素を作中にプラスしていますよね

「1984年」劇中の「テレスクリーン」という、家の中に取り付けられた双方向テレビ電話のような、ただし向こうから一方的に受送信できるむちゃくちゃなガジェットが登場しますが、ラジオ放送さえもの珍しかった時代にテレビ電話が監視のためとはいえ、一家一台においてある世界を描いているって、当時の読者さんからしたら、結構な驚きだったと思います。

ここまで考えて私は、一般的に「SF」と言える作品を作る上で必要な条件、そして私がSF、ディストピアという単語から連想した作品のある共通項に思い至りました。
それは「現在、私達が生きている世界の延長線上になくてはならない」ということです。

SFをSF足らしめるのは科学が生み出したガジェット。私達が今生きている世界には宇宙へワープ出来る船も、相手の精神を読み取って光線を放つ銃もありません。が、どれも
「私達が今生きている世界に現存する技術が、このまま発展していったらできそうなもの」ではありますよね。
私達の日常に使われている技術から発想を膨らませてたどり着けるであろうと考えられるガジェットであることが大切に感じました。
ディストピアに関しても似たような事が言えます。
「作品が書かれた当時の社会情勢から想像しうる未来」
「今ここにある世界が望ましくない発展を遂げた場合の近未来」
ディストピア作品が評価されるかされないかは、こうした「未来予想図としてどれだけ的確かつショッキングか」
という点が重要です。つまり、巨匠たちが描いたあのおぞましい世界は全て、実際の世界を基盤として想像を膨らませた先にあると言えます。

科学技術も、社会の姿も、今ここにある現在の世界の様相から極端に離れず、しかし確実に発展した形
私達の社会の未来予想図でもあり、今の社会を写す鏡でもある。

SFの骨はこれであり、みんながSFに求める要素もひょっとしたらこれなのでは?と思ったのです

3 べるもっと流ファンタジーの解釈

SFの定義はとりあえず上記のものとしまして、次はファンタジーの定義です。
ファンタジーと聞いて思い浮かべるもの!ありますか!?なんですか!?私!?私はねぇ!
「ハリー・ポッター」ですとも!✨😄
あーーーんな面白いもの、リアルタイムで楽しめたのは僥幸も僥幸・・・おっと、失礼しました😔

定番中の定番を突きまして、あとはやっぱり「ロードオブザリング」ですとか「ナルニア国物語」でしょうか?

・・・もうなんだか、共通項なんてごちゃごちゃ考えるまでもないですね。全部の作品に絶対登場するガジェット。
ズバリ、「魔法」「ドラゴンや妖精などの超存在」
ですね!✨ 日本でもファイナルファンタジーとか、ラノベ作品では絶対魔法が登場しますよね。ドラゴンなんて定番すぎて逆に使われていない気が・・・!?
魔法やドラゴン、妖精が出てくる作品は古今東西、みなファンタジーとして扱われていますよね。

SFは「この世界の延長線上」である事が重要だと言う結論に行き着きましたが、ファンタジーはその真逆であると言えるかもしれません。ファンタジーとは、
「ここではないどこかで、人間の力の及ばない何かが社会の根幹にある」作品であることが殆んどだからです。

ドラゴンも妖精も、人間じゃないけど人間以上の力で人間のそばにいる。科学よりもはるかに強く、なのに明確なロジックを持たない謎の技術「魔法」が科学の変わりに社会に根付いている。
そしてそんな世界が、駅の壁に突っ込んだ先に、ウサギを追いかけて飛び込んだ先、古びたクローゼットの向こう側、ここではないどこかに存在している。
ファンタジーとして有名な作品は一様にこうした特徴を持っています。喋る動物も、空飛ぶ箒も光線が出る杖も、そりゃ科学的じゃないですけど、
そんな設定はまさに「ファンタジー」と呼ぶべきですし、みんなが心踊らせる最高の冒険の予感がありますよね。

というわけでべるもっとはファンタジーを
「違う世界の違う文明の、違う技術による摩訶不思議な冒険」と定義しました。

4 えっ、無理くない???

SF=現実の世界の延長線

ファンタジー=別世界のお話

じゃあSFファンタジーは「現在の世界の未来でありながらここではないどこか向こうのお話」・・・????

今の世界の未来予想図+違う世界の違う文明=????

・・・ほこたてったーーー!!!矛盾したーーー!!!
今の世界に似たお話じゃなきゃSFじゃないけど今の世界に似てたらファンタジーとはいえない・・・!?
ていうかそもそも現実の世界の根幹は科学!
ファンタジーの世界の根幹は魔法!
この時点でくっ付けようがない!

SFファンタジーはお互いの良いところを打ち消し合うもの・・・???つまり実現不可能でQED・・・??💦

というのもなんだか嫌でしたので、先ほどまでの考察を再検討してみました。
SFの考察の中に「私達が今生きている世界に現存する技術が、このまま発展していったらできそうなもの」とありますよね、もうちょいと拡大解釈しまして「現実にできそう、もしくは既にあるか作れるガジェット」とします

ファンタジーの考察の中に「ドラゴンも妖精も、人間じゃないけど人間以上の力で人間のそばにいる」とありましたね。
拡大解釈しましょう「人間じゃない何かがいれば良い」という具合にね!

ありそでなさそなガジェット+人外の存在=SFファンタジー

という式を建ててみたのです。
・・・うーんこれでも無理かしらん?🤔
そう思いながら、半チャーハンを食べ終え、ウーロン茶を手に取ろうとした時です。

「・・・おい、ガキ共、これはどういう状況だ」
「全然似てねぇwwwww」

左斜め前の席、私と違ってカロリーやら栄養やらを考えてかモスバーガーのサラダセットを頬張る高校生三人組の一人が、かの有名な人類最強の兵士、世界的人気漫画「進撃の巨人」の登場人物 リヴァイ兵長の声真似をしていました。

若いなぁ・・・齢二十歳、鬼滅の刃のコラボ商品を買いに行くも女子高生の大群に負け、スタバに行けば甘いフラペチーノを美味しそうに飲む高校生カップルを尻目にブラックコーヒーを注文。甘いもの脂っこいものも受け付けないくせに中華料理屋さんのチャーハンを食べるのが辞められず、加齢と死期を悟りつつあるべるもっとには、あまりにみずみずしい若さ・・・

私も昔、まだオタクを腐らせる前は純粋に作品を楽しんでなぁ・・・なんだか作れそうだなと思って友達と立体機動装置(進撃の巨人 作中に登場する全ての兵士が腰につけている兵装。ワイヤーとガスの圧力を使って空を飛び、巨人の弱点であるうなじを歩兵単位で攻撃できるとか言う変態武器)を真面目に作ってたんだ・・・

・・・・んん?

「なんだか作れそうだな」・・・?

ありそでなさそなガジェット・・・中世欧州風の現実的な文明と、ワイヤーとガス圧で空を飛ぶ兵器・・??

人外の存在・・・人を食う巨人・・・???

おわーーーーーーーーーーっっっっっ

進撃の巨人ってSFファンタジーだったのか!?✨✨

行ける!行けるよ!だって文明は普通に魔法も何もない中世社会だし!?
立体機動装置も燃料はガス!体を引っ張るのはワイヤー!
武器はスチール製の剣!現実的やん!なのにちゃーんと人外もおるで!巨人も喋るライオンも立派な人外や!

そうか!これがSFファンタジーなのかっ!勝ったぁ!!!第三部、完!!!!!!!

グシャッ

握りしめた紙コップから溢れたウーロン茶は、スーツとコートをぐっしょり濡らし、腰回りの冷えを感じた私は
「たまには若いもんの気持ちを取戻そか・・・」とホワイトチョコラテを求めてスタバへ足を進めたのでした

5 実は身近だったのSFファンタジー

さて、ウーロン茶と豪雪で体を冷やしながらも、一応自分なりの解釈を得たべるもっと。
新しい定義、方程式として
「現実味のある、魔法や超理論に頼らないガジェット」

「現実には存在しない生物、伝承、脅威」

SFファンタジー

という考えに至ったところ、
日本を代表する人気漫画「進撃の巨人」がそれに該当するのではないかと思いました。

進撃の巨人には、当然ですが現実には存在しない「巨人」という生物がいて、人類の存続を脅かしています。
ハリー・ポッターでヴォルデモートのそばにいる大蛇のナギニやバジリスク、ダンブルドアの不死鳥のような、作品にファンタジー要素を追加してくれる存続と、巨人。かなり似かよっているのではないでしょうか?「人間ではない存在がいる」というファンタジーの定義にはなんとか収まります

しかし進撃の巨人の世界は魔法はありません。主人公エレン達の住む社会は、実際の中世ヨーロッパ風の文明が広がっていますし、作品の根幹をなす対巨人兵装「立体機動装置」は
ヴィンガーディアム・レビ・・・失礼、ヴィンガーディアム・レヴィ・オーサ!と唱えて空は飛びません。建物や木に刺したワイヤーを高速で巻き取って宙を舞うので、まぁ現実的・・・ともいえなくはない訳でして、「現実の延長線上にあるべき」というSFの定義にはかろうじて収まります。

さらに少々脱線しますが、進撃の巨人作中で、主人公達が住まう壁の中の世界では、人類史の真実、巨人の秘密などに気づかれたくない、一部の権力者と、秘密警察に当たる中央憲兵によって情報操作や技術操作、弾圧が秘密裏におこなわれているため、オーウェルの描くようなディストピア世界にも似ている点があると言えます。

また、立体機動装置の素材は黒金竹、燃料のガスの採取は氷爆石という、現実には存在しない超便利素材から成っています。ハリーの杖は不死鳥の羽の芯という存在しない素材を柊の木で包んだものです。
ある意味これも似てるかも・・・?

さらに、ここまで考えてもうひとつ思い出した作品があります。
ドラゴンボールです

ドラゴンボールの世界ってそれこそドラゴンボールのようなファンタジー感満載のガジェットでいっぱいですけども実は彼らの住んでいる世界は普通に科学で成り立ち、現実の社会と変わらない文化があるんですよね。
なんならトランクスなんてタイムマシンに乗ってきてますもん😅 タイムマシンですよ!?SFど真ん中じゃないですかやだーーーー!!!

6 とりとめもなくつらつらと

結論。SFファンタジーは実現できる。
現実的な論理と、非現実的な存在を違和感なく同時に描けたら、それはSFでもありファンタジーとも読める

お恥ずかしながら、考察も全然足りませんし、検証に使う作品の数も足りていませんし、素人がお昼を食べながらなんとなく考えたことを一生懸命文章に変換しただけですので
「それちょっと違うのでは?」「こういうアンチテーゼが」
みたいなご指摘は有ってしかるべきです
むしろほしいです!!!!

もし、このつたないnoteを読んでくださった奇特な方がいましたら是非、「私の思うSFファンタジー」について、twitterで呟いていただけたら、この不肖べるもっと「あっこの人私のnote読んでくださったのね!」って自惚れながら突撃すると思いますのでご意見お聞かせ願えれば幸い甚だでございます。

さて、こんな感じでオチらしいオチもなく、ウーロン茶をこぼした件でごまかしをかけつつ、べるもっとのnoteはおしまいとなります。
今後もこんな感じで、ほんっっっとーになんとなく思ったことを徒然なるままに日々スマホに向かいて書いていきますので、お暇なとき、目を通していただければ嬉しいです😌

次回は多分、「べるもっとが思う田舎の唯一最大の弱点」
か、「フォースを信じよ・・・」になると思います。
お茶うけにどうぞです!笑

暖冬とはいえ寒さも厳しく、最近は怖い話題も多くなりました、どうぞお体にお気をつけてくださいませ!
明日のラッキーアイテムは抹茶ですよ、乳酸菌飲料で可!
元気に行きましょ♪

それではまたm(__)m
@hanabanasiku べるもっと

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