年代ごとに感じる1年間という期間

コロナウイルスの話題がで始めたのが去年の今頃くらいだったような気がする。

中国でウイルスが流行していて、マスクを日本に買いに来ているというニュースからそれを知った。そして、「ああ、ここから感染者が少なからず出てくるんだろうな。」なんて思っているに過ぎなかった。

でも、その認識は甘くて、あっという間に日本にもウイルスの波は押し寄せて、約1年間日本中を覆いつくした。

そんな消えた1年の中で、大人が子どもに希望を残せないのか考えるようになった。

誰が悪いわけでもないけど、私はみんなで楽しく生きていきたい。

大人の1年と幼いころの1年の違い

私は、27歳になった。社会人5年目で、子どもがいるわけではない。
ただ、1年間という違いを深く深く感じている。

小学生の頃のこと。
思い出そうとすれば、大人の1年よりも遥かに多くのことを思い出すことができる。幼稚園になると、どこからどこまでかわからないほどにもっと長い思い出を思い出すことができる。

私のイメージでいえば、こんな感じだ。

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小学生の時にヒラヒラ舞う桜の花びらを集めながら、幼稚園からの友達と一緒に重いランドセルをばたつかせながら学校へ向かう。

夏の暑い日に、ジワジワなくセミがうるさくて、みんなで真似をしていて先生に怒られたり、プールに入る前のシャワーが強すぎてびっくりして「悪魔のシャワー」と言っていたり。

秋は落ち葉を集めて、自分の顔を作った。

冬は、プールの水に氷が張っていて、それを割って触ってみたり。

ただの学校の1年間でも少し思い出すだけで、最近の記憶よりも思い出すことができる。むしろ写真や動画を見ているかのように鮮明に。
何かで読んだが、「感情がより動いているから」ということらしい。

そんな感情が大きく動く時期に何も行事ができないのは、本当に悲しいことだなと強く感じる。

コロナの中での生活

大人だって、我慢できない。
旅行に行きたいし、おいしいもの食べたい。
会いたい人に会いたくて、自分のために時間を使いたい。

子どもも同じだし、私たち以上に最初で最後が多い分、我慢できないだろうなと思う部分が多くある。
遠足、野外活動、修学旅行、運動会、合唱コンクール、文化祭、卒業旅行、中学・高校・大学受験、テスト、卒業式、入学式、初めての授業……

たくさんの思い出が、コロナでいっぱいになったんだろうな。と。

そしてこの生活が長期化するだけ、子どもたちは思い出を作れないまま大人になっていく。

長期化すればより多くの大人が職をなくなったり、給料が減ったりしていくと思う。

未来を残したいし、希望を残したい。

大人ってこんなに楽しいんだよ。
だから、今をいっぱい楽しんでね。

そう言いたい。言えるように生きていきたい。

だから、何ができるのか、何を子どもたちに残せるのか。
考えながら、行動に移していければいいな。

そう決意をしたので、形に残してみました。

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