生理前後の状態が変になっていった様子と受診した後。

丁度良いので、日記替わりに書こうと思う。






多分近しい人や時々呟きを見て下さる方は知っていると思うが、婦人科を今年の春、受診した。


元々生理の時は血が多く、決して軽い方とは言えなかったが、痛みは軽度だったし、不定期になる事もまずなかった自分である。



舞台に立ったり本番が増えて、試験が続いた、一番勉学に励んだ大学生時代でも、メンタルがあれな時はあったが原因が分かっていたし、その期間のものではあった。


家でもストレスがたまる日はあったが、生徒である限り、基本ピアノがあれば何とかなった。


体調が一気におかしくなったのは、他の記事でも言っているかもしれないが、前の職場に勤めてからだった。2年目。一番しんどかった時期である。

本番と仕事の両立。


常勤(休日も出勤あり)で、休みの日には他の伴奏仕事と本番。

仕事から帰ったらご飯、練習、部屋でぐだぐだしてから夜中に風呂(風呂に入らないとと思っているけど、中々入る気になれなかった)ろくに寝れずに。朝出勤。みたいな生活してた。本当どうにかしていたと思う。


冷え症マックスで、リポビタにお世話になりながら毎日カフェオレやコーヒーをすすり、気づけばチョコレートはアホほど欲しいのに、夕食の茶碗に半分もご飯が入らない時期があった。初モンスターは頭がカッカして手が震えたから飲むのをやめた。

現場で張り切る分、終業してからの足取りは重く家に帰るのもやっとだった。死んだ表情筋を実家で生き返らせる術はないのに、帰るとその顔やめてって言われどうしようもなく、マシになるまで家のドアの前に帰りたくないと思いながら立ち尽くしたり、洗面所で長く過ごしたりしていた。時々、気づけば道端で膝をついていた。

友達といると自然と笑顔になるのに、別れれば口元を意識してあげた。


生理の週になると、生理1週間前からイライラする様になった。


イライラっていうか動機が激しくなる。頭が重くなる。体温があがった。最初はイライラが多かった。

物を投げることは出来ない。ひたすらに、紙を破ったり、折れそうなものを折ったりした。


その時はまだ生理がくるとその不快感もスッっとした。PMSという言葉を聞いた。生理がくると落ち着いた。

イライラは深呼吸して何とかごまかした。「何でだろう」と考えると、アンガーマネジメントかな、まだ思考がごまかせて楽になった。

日記は良い感情の発散だった。あの時の私の本心はあそこに置いてきた。


しばらくたって、仕事でストレスがあった。その時らへんから、感情というものはどこかに置いてきている。涙がでるとほっとした。怒りが、涙に変わった日から、生理前に急な不安が襲ってくる様になった。

不安は一気に広がる。やがてそれはメンタルを食い破っていく。


もともとメンタルは豆腐なので、浸食なんてあっという間で、「死にたい」と急に思う様になる。大丈夫、なんて一番いらない言葉だった。何が大丈夫なの?ってなる。悲しみや怒りを発散する方法なんて、自分は上手ではないししたこともなかった。

おしこめてきたものが溢れて爆発してしまい、それは一気にピアノ練習時間に向いた。一人だけ起きているつかれ切った状態でする個室のピアノ練習なんて、自分だけしか知らない感情や言葉を不格好に吐き出す格好の的であった。

涙が枯れないから、嫌だった。大声で泣く術を知らない。起きてしまう。ただしくしくぐずぐずすることしか出来ない。発散すら出来なかった。

矛先は全部自分に向く。価値がない。消えれば良いのに。生きてるのなんで?無駄。存在が無駄、全部。


いつもぐちゃぐちゃになって尻を叩きながら曲を仕上げていく。疲れ切った方が寝られる。風呂でもねる事が多くなった。


全てが無駄に思える。何かをしていないと気が済まない。思考がマイナスに傾いてしまう。無駄な思考が来る前に必死に頭をいっぱいにしていた自分も、いつしか考えがまとまらなくなってきていた。言葉が絡まって上手く話が出来ない。


仕事で大きなストレスがあった。初めての過呼吸は生理とは関係なかったが、きた時は痛みが増したし量が減った。生理がきたらすっとするはずが、近ごろ生理が来てもすっとしない。最近足取りが重い。

休みの日は中々起きられない。


生理のまえは急に泣く様になった。動機が激しくなって、まるで全力疾走した後である。落ち着かない。全部全部耳に聞こえてきて収集が付かない。情報がまとめられない。

クラシックを聴こう。ラヴェルを聴こう。


その時だけ、泣きながら落ち着いて寝られる時間。


生理の期間に関係なく、毎日クラシックを聴きながら、睡眠用BGMを聴きながら泣きながら眠る日が続く。


そんな日が続いた自分であったが、とうとう『命の母』を買ってみた。どうやら2つあるらしい。

青色を買って飲んでみると、すぐに身体が温まって活力が沸いてきた。生理まえのしんどさが一気に減ったのである。何か、いつもより元気になれる。


良いかもしれない。1袋に沢山入っているから長持ちする。生理前にだけ飲んで、これを飲んだらいつもより血が多い気がするのだけど、血流が良くなったのだろうか。


1袋が2袋目になり、3袋目を購入した辺りには、いつしか手放せなくなっていた。薬が切れると動機が激しくなって急激に不安になる。手が震える。脅迫概念みたいに、「あれがないと」と探してしまう。飲むと安心する。

薬を飲む・飲まないで精神状態が変わるのがしんどかった。この頃から彼氏の存在が出来たのでメンタル面は色々助かってはいたのだけれど、それもとうとういつもの様な状態になってしまっていた。


退職して、結婚し受診するまでである。


去年から受診までは定期的に生理が始まる10日から7日前から、何かの言葉や急なフラッシュバック、ともかく何かは分からないがきっかけがあると一気に精神的にがくっときてしまう。それからは多弁になったり落ち着きがなくなったり、情報がまとまらず固まったり、泣き出してしまったりする。とにかくマイナス思考。

「それ」が原因だと分かってからだとまだ安心するが、まだ「死にたい」がなくなったのはマシだと思う。あれは自己肯定が上がった時に減退したので、根底からの問題だったかもしれない。


それに加え、時々フラッシュバックで過呼吸を起こす。疲れがたまったりタスクを抱えすぎて同じ様な現象が起きる。せっかくの新居ではもう問題だらけである。



さて、やっとのことで受診を決めたのであったが、ひとえに自分だけの判断では難しかったと思う。誰かに「行った方が良い」と言われて自分は初めて動けたので、是非心配な人がいたら声をかけてあげて欲しい。私は土下座レベルで申し訳ない位心配をかけてしまっている。


話も聴いてもらいたかったので、子宮頸がんの検診のついでに個人の婦人科で一緒に見て貰ったのだが、『加味帰脾湯』という漢方から始める事にした。ピルも話には出たが、何となく怖いと言ったら丁寧にピルの服用説明と、漢方の説明をしてくれた。調べてみたけど、血流をよくしたり、他の病院でもこれを使う所はあるらしい。

すぐ効く訳ではないのでじわじわと、とのことだった。食前とは書いてあったが飲んだら胃に不快感があったので、食後でも良いか相談したら大丈夫だから、と言って頂けたのに安心した。

最初は時々飲み忘れて不安になる事があったが、意識が逸れれば大丈夫だった。病は気からかもしれない。今は処方して頂いて2か月くらいかな?たったが、かなり落ち着いている。

まず、身体が常時とても温かくなった。冷えはくるが、芯が温かい。最初はそれこそめっちゃ安定していた。今は馴染んできたのか気持ちが揺らいでいるのかやや不安定な時もあるが、対応すれば落ち着ける。


しんどい時はもし可能なら、パートナーや家族にも伝えておくととても良いと思う。はたから見れば機嫌が悪く見えるだけにも思う。周囲の理解は必要だし助かることが多い。


結果、受診してめっちゃ良かったと思っているので、場所のオススメとかは分からないが、迷ったら是非受診も検討しては、と思ったのでした。











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