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名古屋という街の気付き

名古屋にはかつて何度か足を運んでいたが、がっつり滞在した事はなかった。
目的地(関西)の前にちょっと寄ってみるとか、1泊だけしてすぐ帰るとか。
今回ライブ遠征に行くついでに、名古屋という街をじっくり見てみようと思ったわけである。

まず気付いた事。
車。交差点で停止線を無視して横断歩道に半分くらい入り込んでいる率が高い。
これが名古屋クオリティか…。

車だけでなく自転車も人間も、進行方向に人がいようがまっすぐ突っ込んでくる率が高い。
こっちが避けないとぶつかる。
このせいで名古屋人はせっかちなイメージがついたが、大阪あたりのせっかちとはまた違う気がする。
大阪の人は歩くのがやたら速いとか、信号守らないとかそんな感じ。
人がいるほうに突っ込んできたりはしない。

いいところ。
土地が広いし、道路が広い。でかい道路は片側三車線とか。
とても快適。だからこそ名古屋走りが生まれたのかもしれないが…。
歩道も広い。自転車用と歩行用で分かれてるところも多い。
名古屋から帰って川崎の町並みを見て、まず「道狭っ!」となった。

観光地らしい観光地は少ない。
名古屋城とか熱田神宮あたりが鉄板だが、寺社仏閣とか歴史興味ない人には関係ないし。
興味ある私からしても「名古屋城はそんな何度も見るとこじゃないな…」という感じになってしまったので、なおさらだ。

他は東山動植物園とか名古屋港水族館とか。この2ヶ所は本当に楽しい。
何度でも行ける。
名古屋の観光地で思いつくのはこのくらいだ。

これだけ書くとdisになってしまうが、観光地が少ないぶん他の要素に目を向けやすいという利点もある。
今回の旅でも、名古屋城や熱田神宮に行く気分でもないな…。
東山動植物園は休園日、貧乏旅なので名古屋港水族館の入場料はケチりたいとなり…。
じゃあ古本屋に行くか!となって本屋巡り散歩を始めた次第である。

これが他の場所だったら「観光地あっちもこっちも行きたい!」となってしまう。
結局観光地ばかり見て終わってしまう。
勿論それはそれで楽しいのだが、知らない土地をただ散歩する楽しさなんてものもあるわけである。

最後に、単純に住みやすい。
名駅付近や栄で必要なものはだいたい揃う。店も多い。飲み屋も多い。
交通も便利。地下鉄の初乗り運賃はやたら高いが。

京都方面にも東京方面にも行きやすい。便利である。

車で運転するぶんには最悪だが、住むだけならじゅうぶん住みよい街だなと思った。

あとこれは個人的な感想なのだが、どことなく雰囲気が川崎に似ている。
もちろん川崎なんかより栄えているしスケールもでかいのだが。
何だろう?何がとは具体的に言えないが、どことなく親近感を覚えてしまった。

名古屋の印象を纏めるとこんな感じだ。
同じ日本人でも県民性って結構違うよなぁとつねづね思う。
やっぱり知らない土地は長く滞在すればするほど見えてくるものが多い。
旅っていいなぁと改めて思った。

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