氏か育ちか


 今日は経営者としての大先輩と定期的な食事会議。

特段テーマがあったわけじゃないけど、
談義は経済から経営から生命まで。
 
 「もうかってまっか」

からはじまって、
ずいぶんと深淵なテーマまでリーチしたものだ。

 なんでこんなことまで盛り上がるんだろうね、
 って話題にもなったのだけど、
 人って2種類の人に分かれるかもね、
 って話になった。

  ひとつはエンジン型。
  もうひとつは歯車型。

エンジン型は自分で考えて動いてしまう。
歯車型は他者からのエネルギーを受けてから、
ようやく動く人々だ。

どうしてもエンジン型の人は、なぜエンジンを回すのか、
どうやったら動くのかという根本的な問いに目が行きがちだ。

そしてそもそもなんでエンジン型はエンジン型となり
歯車型は歯車型となっていくのか。

氏か育ちか、その分かれ目は
みえづらい。


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 人間本性は「生まれか育ちか」のどちらかにあるという切ないモ
 ンダイに挑んできた科学者や哲学者は古来、相当にいた。
  ~中略~
 あいにく「人間の本性」をめぐるしかるべき統一像はほとんど手
 に入らなかったのだ。

   『やわらかな遺伝子』マット・リドレー
   https://1000ya.isis.ne.jp/1620.html
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