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情報共有の大切さ

 ちょっと愚痴っぽくなるかもしれないけれど、タイトルの通り「情報共有の大切さ」について書きたいと思う。


 なぜ書こうと思ったかというと、どういう立場の人でも情報共有をきっちりしなければそのツケが他者に来るからだ。

 まず、私の経験談を語りたい。

 大学時代、ある講義で面接試験があった。学生2,3人対先生1人の形式で、先生が質問して当てられた学生が答えるというもの。

 私は面接が苦手だったので、試験説明会の際は大切なことをしっかりメモしていた。日時、場所、担当する先生(人によって先生が違う)、質問する範囲、何分ほどかかるか、教科書やノートは持ち込みOKか。

 しっかり頭に入れて、自信と不安を持ちつつ当日を迎えた。

 しかし試験が始まると、担当の先生が範囲外の質問をしてきた。一応習っていることだし、ノート持ち込み可なので答えたが、すぐに先生に質問をした。

「先生、今の質問は試験範囲に入ってません。(手元のノートを見ながら)この『○○』から『△△』の単元までです」

「え? あー、そうなの? まあ、そこしか勉強してきてないって言うならしょうがないね。本当はここも入ってるんだけど」


 カチンときた。ドスの利いた声で「は?」と言ってしまうところだった。

 私はきっちりメモをしていたし、範囲を聞いて「ここなら大丈夫かな」とほっとした覚えもある。

 試験が終わって、私はなぜ今回のような情報のすれ違いが起きたのかを考えた。

 説明会の時、試験を担当する先生はみんなその教室にいた。説明役の先生の話も耳に入っていたはずだ。「違う」と思ったら、指摘も出来た。

 だとすれば、先生自身が話を聞いていなかった、という結論になる。その上、先生たち同士で情報の共有も出来ていないことが分かる。

 そのツケが学生に来た上に、端から「自分が悪いかもしれない」とも思わず、皮肉を言ってきたのだ。

 愚痴っぽくなってしまって申し訳ないが、どんなことでも情報共有はしっかりして欲しい。お互い嫌な思いしかしない上に、そのツケが他人に回るのだ。巻き込まれた側は「勘弁してくれよ」としか思わない。

 紙面上に書いたり、その講義専用のネット上掲示板に貼るでもいいから、先生同士も情報共有を徹して欲しかった。

 こんなことがないように、読者の皆さんも情報共有はしっかりと。「報・連・相」大事!

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