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東京大学情報基盤センター nodes vol.2

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東京大学情報基盤センターの広報誌 nodes です。2022年3月にリニューアル創刊、9月に創刊2号が発行されました。印刷版の請求、ご感想、ご意見は https://www.it… もっと読む
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東京大学情報基盤センター nodes vol.2 (全体一気読み版)

巻頭言 データ利活用の波は日常生活にも押し寄せており、DX(デジタルトランスフォーメーション)やビッグデータ、AI、IoTといった用語をメディアでも頻繁に目にします。学術研究の世界では古くからデータの蓄積・利活用が行われてきていますが、莫大な情報から新たな知見を引き出すカッティング・エッジなデータサイエンスの手法を導入することで、無数の研究領域がさらにブーストされる時代になっています。今号のnodesでは、データ科学・データ利活用にフォーカスした計算機資源である「mdx」を特

nodes vol.2 巻頭言

巻頭言 データ利活用の波は日常生活にも押し寄せており、DX(デジタルトランスフォーメーション)やビッグデータ、AI、IoTといった用語をメディアでも頻繁に目にします。学術研究の世界では古くからデータの蓄積・利活用が行われてきていますが、莫大な情報から新たな知見を引き出すカッティング・エッジなデータサイエンスの手法を導入することで、無数の研究領域がさらにブーストされる時代になっています。今号のnodesでは、データ科学・データ利活用にフォーカスした計算機資源である「mdx」を特

0と1で超巨大システムを操る

nodesのひろがり0と1で超巨大システムを操る  HPC(高性能計算機)向けシステムソフトウェア研究開発の醍醐味は、0と1の羅列で構成されるソフトウェアで最先端の超巨大システムを自在に操れること。思う通りにシステムが動作した時の達成感は格別で、モノづくりのおもしろさを実感するひと時です。  着任後、最初の任務は、Wisteria/BDEC-01のシミュレーションノード群とデータ・学習ノード群をつなぐ通信ソフトウェアWaitIOの研究開発でした。プロセッサも結合ネットワーク