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ウトニューレトロ手帖

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九州の真ん中、熊本県宇土(うと)市。このまちに眠っているレトロ建築を掬い上げて魅力を再発見するnoteです。「懐かしさと新しさの交差点」という視点からまちおこしを考えていきます。
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2021年3月の記事一覧

愛着と出会う小屋

気づけばずっとそこにあった小屋。いつごろ建ったのかも定かではなく、おおよそ80歳くらいらしい。農作業小屋として建てられたこの建築には、はじめは馬がいたという。馬がトラクターに変わり、自動車が置かれ、そして今は家具を作る機械が所狭しと並んでいる。 受け継がれてきたこの小屋で、家具職人夫妻による冒険のような改修が今まさに行われているところ。 宇土市緑川地区。農業盛んな田園地帯のとある集落にその小屋はある。農家にはよく見られる何の変哲もない小屋。1階は出荷作業場所や米の乾燥部屋