スタニスラフスキー書簡（1884年3月9日モスクワ）友人シュリンゲル宛

ニコラーシュカ（シュリンゲルの愛称）

明日、私たちは若いスミルノフたちにごちそうする。もし君に何もなければ、イギリスのコックが作る素晴らしい昼食を食べに来て、食事の際には美女との心地よい会話を楽しまないか。そのあとはヴェーラ・アレクセーエヴナと哲学談義だ。それ以外に、君は私の特別な人をその目で見て、喜びを抱くはずだ。

私は明日君が来ることを確信している。なぜなら、君は明るい美食家で、（食事のあとは）哲学者で、美しいものを愛し、私の示した明日の提案に心動かされるほかないからだ。

君のコンスタンチン・アレクセーエフ