東大サークルUTFRの高島高校訪問2024(滋賀県高島市)
執筆:東京大学理科一類1年 yuki
学校訪問前日
先日、滋賀県立高島高校を訪問してきました。私は前日までUTFRの合宿で箱根にいたのですが、移動日当日寝坊して新幹線を逃して3時間遅刻しました(すみません🙏)。
小田原から米原まで行って、そこから在来線に乗り換えて高島まで向かったのですが、滋賀県の本質部分、「琵琶湖」によって大回りをしないといけないので思ったよりも時間がかかりました。ここの乗り換え先の電車が来なくて(まじでなに)日曜にもかかわらず次の電車が1時間先(まじ?)で絶望しました。ガチの過疎駅でとても乗り換えターミナル駅とは思えないほど’’緑’’でした。駅の待合室は田舎の小さな飲食店のような風貌で、すみっこには小さな本棚に古い漫画が30冊ほど置いてあってとても風情がありましたが、デスノートが9巻以降しか置いてなかったのはファンとして残念でした。
乗り換え1時間待ちなことを連絡すると、校長先生が迎えに来てくれるということで(本当にすみません)校長先生の車に乗せていただいて高島高校に向かいました。(まじでありがとうございます)高校につくと、先生方に迎えられて明日の講演の打ち合わせなどをしました。高校は地元の公立高校で、どうしても地元のトップ層は膳所などのトップ高校に進学するため、高校に入ってから挫折を経験する生徒が多いという現状が続いているそうでした。高島高校は4年前から進学コースを設けており、1期生を去年送り出したところでした。とても意欲のある生徒もいると聞いて明日の講演を成功させようと強く思いました。
その日ホテルに帰って、学校でチャートを採用してると聞いてそこに何とか繋げたいと思ってスライドを増築しました。家族に連絡して自分が使ってたボロボロの赤チャートの写真を送ってもらったのですが、受験期に勉強に打ち込んでいたことをふと思い出して堕落した大学生活が対照化されて軽く鬱になりました。
学校訪問当日
講演会当日、案内された会場には70人超の生徒と先生方が並びました。発表のトップバッターは先輩だったので自分もそれを見ながらどのように話すか頭の中で再構築してました。勉強の話だけでは生徒もつまらないだろうと色々とカジュアルな話も交えながら話せて、ぶっつけ本番にしては良く話せたと思います。生徒の反応もとても良く、大成功でした。唯一残念だったのは、質問を募集するために使ったslidoにあまり質問が集まらなかったことです。次はまた別の方法を考えてみたいです。
自分はパートも短く高一、高二の発表内容がほとんど同じだったのでそこまで緊張せずに話すことが出来ました。でも、緊張しなかったのは何よりも先生方が優しく対応してくださったからだと思います。
講演会のあとは個別質問対応をしました。高島高校は文系の生徒が多い高校だったので、理系2オペでどうなるか心配でしたが、受験期やってた古典の勉強方法やおすすめの参考書を教えると生徒もとても興味深く聞いてくれていたのでこちらもとても楽しくなりました。「東北大学で難しい問題ありますか?」って聞かれた時に、もう受験終わって半年近く経ってるのに2022年がすぐ思い浮かんで自分が気持ち悪かったです。
今回の訪問で生徒さん達の学習、受験へのやる気が少しでもあがってくれればとても嬉しいです。機会があれば来年もUTFRとして訪問したいです。
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