9月の音楽室

オンラインの一週間が過ぎて、今週は音楽室に生徒たちがもどってきました。
コンサートを終えて、それぞれ自分の新しい課題をオンラインで話し合って、それからの今週。まあ、生徒たちの明るいこと。このコンサートでそれぞれ思った以上の成長を感じるし、なにより、会話が気持ちいい。

師弟関係でもなく、友情でもなく、そうだ、同志、というのが近いかも。
私と彼らは、音楽をとおして対話する。
そこに大人と子供の落差はないし、レベルのランク分けもない。
一人ひとりが自分の音楽を見つけにくるだけだから。
そうありたいとおもっていた関係が定着してきてる気がします。

先週はいつものグループでの定期講座もありました。
なんと、うっかり一週間間違えていた私。準備ができていなかったのでzoomで予定していた楽曲のワークをすることに。
一人の音楽室も好きだけれど、こうやって集って共に音楽についてアレコレするのはうんと楽しい。そのメリハリが自分には必要なのかも。

それから、オンラインサークルの深めるコースのzoomワーク。
これはやってみないとわからなかったので、関わる人達の熱量に合わせていこうと思っていたのですが、次回から、utena drawing の理論とワークの月二回に。
楽しくコースでも月1回zoomをやっているから、最低月3回。でも苦にはならない。

なにが楽しいって、対話。

それは生徒たちともだし、愛媛のワークにしても、深めるコースにしても。
対話は、言葉もだし、ドローイングもだし、もちろん音楽も。
私が引っ張るというのではなくて、そこに人の感想や感覚や体験がかかわってきて、それを正直に口にしてみる、私が流れをつけずとも、流れが生まれる。

これは、なんだろう、この今までと違ってきてるのは、と思って気がついた。

これは理念の共有ができてきてるってことじゃないのか。
理念、と言っても難しいことではなく何を大切にやっていくか。
そのなかで、熟成していくものが結局成長を促す。
急がないし、求めない。
言葉にならないそれは、子どもたちにも届いてきているように思います。

ぐずぐずいいながら毎週かよってきてくれる思春期真っ只中の少年も。どこかでちゃんとつながっていて、同じ方向をみてる感じがする。

一方で、離れていく人も。
いろんな習い事に触れてほしい、という親心もわからんではないし、
なにより、ここはどんな関わり方をしてもいい場所として開いておきたいというおもいもあるから、それはそれ。
できるだけ、おこさんに情がわきすぎないように、自らを制御しつつ、手を振ってお別れしたのでした。とはいえ、一抹のさみしさ。
こういう親御さんも一定数はいるだろうと思います。

印象としては、HPを見てくる人は、理念の共有ができやすい気がします。近い人間があつまるというか。本当に必要としてくださる人にちゃんと届くばしょ、というか。ということで、やりかけのHPのほうもまたぼちぼち 取り組んでいかねば。プロにおまかせしてみることもちょっと考えてみたりしています。HPが理解の大事な場になっていくのはわかっているけれども何様手間暇がかかりすぎます。とはいえ、うちの意図したものがちゃんと伝わるものになるならば、あと予算。やっぱり自分で取り組むしかないのかも。まあ、検討中。






愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!